
インド北部アーグラで、性的暴行事件を弁護していた40代の男性弁護士が、その被害者に性的暴行を加えた疑いで逮捕されたことがわかった。
10日(現地時間)付の『タイムズ・オブ・インディア』の報道によれば、弁護士は最近、被害者が法廷への出廷のためアーグラを訪れた際、帰りが遅くなったことから「市内のホテルの部屋を取ってあげる」と言って同行したと伝えられた。
被害者は「同氏が夕食を口実に部屋へ戻り、事件の話をしようと言いながら性的暴行を加えた」と証言した。さらに「同氏がドアを施錠したが、水を取りに行くと嘘をついて部屋を抜け出し、同氏が去るまでホテル内に隠れていた」とも述べた。
翌日、被害者が警察に通報し、事件はインド刑法(BNS)に基づいて強姦容疑で正式に立件された。
警察はすぐにホテルを訪れ、防犯カメラの映像や宿泊者名簿を押収し、法医学チームが客室内で証拠を収集した。防犯カメラには、弁護士と被害者が一緒にホテルへ入る様子が映っていたとされる。
その後、警察が容疑者の自宅を急襲すると、容疑者は逃走を図り、隣家の屋上から飛び降りる際に両脚を骨折した。 同氏は現場で逮捕され、病院で治療を受けたのち、司法拘留の状態で裁判所に送致された。
アーグラ副警察長官のサイード・アリ・アバル氏は、「容疑者は自宅を急襲された際に屋上から飛び降りて負傷し、現在は拘留中で捜査が進められている。被害者は医療検査のため病院に搬送された」と述べた。













コメント0