妻の不倫を疑い激怒…
「シャワー感電死」させた夫

数年にわたり続いた妻との不和の末、妻を死亡させた容疑で起訴された中国の30代男に対し、一審で無期懲役の判決が下された。
16日、香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)などによると、中国河北省の裁判所は、2023年3月にシャワー中の妻を感電死させたとして起訴された男(ヤン・36歳)に対し、このような判決を言い渡したという。
オンラインを通じて知り合ったヤンと妻は2010年に結婚したが、2014年に離婚した後、2017年に再婚した。2人は14歳の娘と2歳の息子をもうけた。
ヤンは妻の不倫を疑うようになり、さらに嫁姑の確執など家庭内不和が重なって夫婦の対立は深刻化した。
妻に恨みを抱くようになったヤンは、妻がシャワーを浴びている際に給湯器に電流を流し、感電させて妻を殺害した。ヤンは翌日、警察に自首した。
検察はヤンに死刑を求刑したが、裁判所はヤンの娘が提出した嘆願書など子どもたちの事情を考慮し、無期懲役を宣告した。
ヤンの娘は裁判所に送った手紙に「父が間違いを犯したことは分かっています。でも私と弟は父なしでは生きていけません。父が早く家に戻ってこれるようにしてください」と訴えたという。
裁判所は「今回の判決が、父を待つ子どもたちにとって慰めになることを願う」と述べた。また、故人の家族がこの判決に反対するであろうことを理解しているとしながら、その善意を理解してほしいと付け加えた。













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