
米国の中央銀行である米連邦準備制度理事会(FRB)の基準金利据え置き可能性が高まる中、米国のドナルド・トランプ大統領がFRBのジェローム・パウエル議長に続きスコット・ベッセント米財務長官も解任すると述べた。
ロイター通信によると、トランプ大統領は19日(現地時間)にワシントンD.C.で開かれたフォーラムで「パウエル議長を解任したい。金利を迅速に引き下げるよう働け」と述べ、「そうでなければベッセント長官の地位も危険だ」と警告した。そして「正直に言って今すぐパウエル議長を解任したい。金利が高すぎる。FRBを説得できなければベッセント長官も責任を負うべきだ」と付け加えた。
ベッセント長官はトランプ大統領にパウエル議長の任期(来年5月)を最後まで守るよう提案したとされる。トランプ大統領は「(ベッセント長官を除く)ホワイトハウスの全員がパウエル議長の解任に同意した。我々は有能なFRB議長が必要だ」と強調した。
一方、この日公開されたFRBの10月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、多くのFRB委員は「今年残りの期間金利を維持することが望ましい」という意見を出したという。米CNBC放送は「10月の会議に出席した多くの委員は追加の金利引き下げが必要だが、必ずしも12月に行われるわけではないと強調した」と伝えた。これに先立ち、FRBは前回のFOMCで基準金利を3.75~4.00%に0.25%ポイント引き下げた。













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