
北大西洋条約機構(NATO)の外務大臣らが、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に停戦の意思があるかについて疑念を示したと、AP通信が3日(現地時間)報じた。
ドイツのヨハン・ヴァーデフール外務大臣はこの日、ベルギー・ブリュッセルで開かれたNATO外相会合後の記者会見で「ロシアは停戦する意思を全く示していない」とし「プーチン大統領は欧州の安全保障が弱体化するのを待っているようだ」と指摘した。さらに「ロシアはNATO同盟の結束力を試し、分断しようと努めている」としたうえで「しかし、その試みは失敗に終わるだろう」と警告した。
前日モスクワで行われたプーチン大統領と米交渉団の会談では、プーチン大統領がウクライナに対し領土放棄や軍縮、占領地の承認などを強く要求したとされる。特に、欧州各国に敵意を示し「欧州が戦争を望むのであれば、我々は今すぐにでも準備ができている」と脅迫したとも伝えられた。
これに対し、英国のイベット・クーパー外相は「プーチン大統領は戦争の危機感を拡大させようとしている」と批判した。さらに「虚勢と流血を止め、交渉のテーブルに着き対話すべきだ」と強い口調で訴えた。














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