
【引用:ニュースONE】三重県鈴鹿市で2日午後、商業施設の駐車場に無施錠のまま停められていたパトカーが盗まれ、44歳の男が現行犯逮捕された。容疑者は「乗り心地がよさそうだったので、自宅へ戻ろうと思った」と話し、窃盗の事実を認めている。

【引用:ニュースONE】事件が起きたのは午後0時40分ごろである。商業施設の駐車場で交通事故対応中だった警察官が、近くに停めていたワンボックス型のパトカーが突然動き出すのを目撃した。運転席には見知らぬ男が座っており、そのまま車両は敷地を離れて走り去ったという。

【引用:ニュースONE】 警察はすぐさま周辺部隊に緊急配備をかけ、すぐさま複数のパトカーがサイレンを鳴らしながら市内を疾走した。逃走車両は約5キロにわたり走行を続け、途中で幹線道路へ進入するなど危険な場面もあった。追跡開始からおよそ6分後、鈴鹿市から離れた地点で逃走車両が発見され、警察官が運転手を取り押さえた。

【引用:ニュースONE】逮捕されたのは伊賀市の無職、太田陽一郎容疑者(44)である。調べに対し、太田容疑者は「パトカーの乗り心地が良さそうに見え、試乗して帰ろうと思った」と供述した。検査の結果、呼気からは基準値を上回るアルコールが検出された。警察は酒気帯び状態での運転に加え、逃走中の運転状況についても詳しく調べを進めている。

【引用:ニュースONE】盗まれたパトカーは鍵がかかっておらず、エンジンもかけっぱなしだったことが分かった。鈴鹿警察署は「今回の事案を受け、車両管理の徹底と盗難防止対策に取り組む」とコメントしている。現場周辺では、サイレンの音を聞いて外に出た住民が追跡劇を目撃しており、「まさかパトカーが盗まれるなんて思いもしなかった」と驚きの声が上がった。警察は今後も経緯を調べるとともに、容疑者の動機や当時の精神状態について慎重に捜査を進める方針である。














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