「黙って私に投資を」高市首相がFIIで強力なアピール
「黙って、全部私に投資しなさい(Just shut your mouths. And invest everything in me)。」
率直でストレートな物言いで知られる高市早苗首相が、1日、東京で開かれた国際金融会議「フューチャー・インベストメント・イニシアティブ(FII)」でこう発言したと、『読売新聞』が報じた。

高市首相は1日、東京で開かれた「フューチャー・インベストメント・イニシアティブ(FII)」フォーラムで、日本の漫画『進撃の巨人』の有名な台詞を引用し、日本への投資を呼びかけた。
FIIはサウジアラビア主導の国際会議である。高市総理の発言は、サウジで人気の高い漫画『進撃の巨人』の名台詞を引用したもので、英語で表現して日本への投資拡大を訴えた形だ。
当日のイベントは、サウジアラビアの国富ファンドである公的投資基金(PIF)が後援。日本とサウジアラビアのサプライチェーン協力の強化に向け、両国の政界・財界が意見を交わす場となった。
高市総理は演説で「海外投資家が信頼できる経済をつくり、世界の資本が日本に流れ込む好循環を実現したい」と強調。また、「経済安全保障や食料安全保障などに政府と民間が協力して投資し、成長を後押しする」と述べた。
さらに「サウジアラビアでは日本の漫画やアニメが非常に人気だ」と紹介し『キャプテン翼』『ワンピース』『進撃の巨人』などを挙げた。
そして、高市総理は「『進撃の巨人』の有名な台詞を引用して演説を締めくくりたい」と述べ、英語で「黙って私にすべて投資しろ」と力強く呼びかけた。
この台詞は、『進撃の巨人』の主人公エレンが、仲間に自分を信じて力を貸してほしいと訴える場面で使われるものだ。『読売新聞』によれば、高市首相の発言直後、会場から大きな拍手と笑いが起きたという。
一方で、公式行事で「黙れ」と言う表現は行き過ぎだとして、「総理として軽率すぎる」と批判する声もある。

高市首相は、率直で歯に衣着せぬ発言で常に話題を呼んできた。
2013年9月には「福島原発事故による直接的な死者はいない」と述べ、原発再稼働を主張して批判を浴びた。
2022年2月19日には、自民党政調会長時代に、靖国神社参拝に反発する韓国や中国に対して「中途半端に参拝をやめると、相手がつけあがる」と発言し、非難を受けた。
また、今年10月4日の自民党総裁選で当選直後に発表した「働いて働いて働いて働いて働いて参ります」というコメントは、2025年「T&D保険グループ 新語・流行語大賞」の年間大賞に選ばれている。















コメント0