活動を再開した彼女に冷たい視線が向けられる背景

グループ Fin.K.L(ピンクル)出身の女優でタレントの ソン・ユリのテレビ復帰をめぐり、世間の視線が冷ややかだ。数年ぶりにバラエティ番組に姿を現し活動を再開した彼女に厳しい視線が注がれている背景には、他でもない夫が関与した詐欺容疑事件がある。
ソン・ユリの夫である元プロゴルファーの アン・ソンヒョン氏は、2021年9月から11月にかけて、暗号資産取引所「Bithumb(ビッサム)」の実所有者とされる カン・ジョンヒョン氏から、コイン取引所上場の請託の見返りとして、現金30億ウォン(約3億1,584万円)と4億ウォン(約4,211万3,242円)相当の高級時計、高級レストランの会員権などを収受した容疑を受けている。これに対し、昨年12月の一審裁判所はアン氏に対し懲役4年6ヶ月を言い渡し、法廷で拘束した。

そして今年6月、進行中の控訴審で裁判所から保釈請求の引用決定を受け、不拘束状態で裁判を受けることになった。保釈とは、一定の保証金を納付することを条件に、拘束された被告人を釈放する制度だ。裁判所はアン・ソンヒョン氏に対し、5,000万ウォン(約526万4,155円)の保証金に加え、住居制限、他の被告人および証人との接触制限、裁判所の許可なしの出国禁止などを条件として保釈を決定した。
世間は、夫の出所時期とほぼ同時にソン・ユリが「待っていたかのように」活動を再開した点について、批判の声を強めている。実際にソン・ユリは、夫が刑務所の門を出るやいなや、ホームショッピングを通じて放送活動を開始し、最近では地上波のバラエティ番組にも出演し復帰を続けている。


しかし、ソン・ユリの復帰に対する世間の反応は非常に否定的だ。オンライン上では「夫の事件で金銭的な損害を被った人が多くいるのに、平然と顔を出して復帰するのは厚かましい」「被害者をあざけり、からかっているような行為に感じられる」など、強い非難が殺到している。視聴者たちは彼女の態度に共感しにくいという反応を見せ、冷ややかな視線を送っている。
ソン・ユリ側は夫の事件に関して公式な立場を出していないが、すでに世間の信頼を大きく失っている状況だ。夫の容疑による非難世論が続く中、ソン・ユリの芸能活動が世間の共感を得ることは容易ではなさそうだ。













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