エヌビディアH200、中国向け注文が生産超過…増産検討の動き

NVIDIAは中国顧客の注文量が生産量を超えたため、NVIDIAの人工知能（AI）チップ「H200」の生産能力拡大を検討中だ。16日（現地時間）のロイター通信によると、中国の需要が非常に強いため、NVIDIAは新たな生産能力の拡張に重きを置いているという。

米国のドナルド・トランプ大統領は先週、NVIDIAが販売ごとに25%の手数料を納付する条件でNVIDIA・H200プロセッサの中国への輸出を許可すると発表した。また、アリババグループとByteDanceはすでに今週NVIDIAに大量注文をリクエストした状態だと報じられている。ただし、中国当局はまだNVIDIA・H200の輸入を承認していない。

台湾TSMCが4nmプロセスで製造したNVIDIA・H200は、NVIDIAのHopperアーキテクチャを採用した新世代のHopper系GPUの中で最も高速な性能を維持している。関係者によると、中国当局は水曜日に緊急会議を開き、該当チップの輸出許可の可否を検討したという。

NVIDIAはAI需要が自社のGPU需要を促進し、10月に時価総額4兆5,000億ドル（約700兆1,074億円）を突破した初の企業になった。株価は175.02ドル（約2万7,231円）で3.27%下落して終了した。