
米国のドナルド・トランプ大統領の支持率が核心支持層である「MAGA(米国を再び偉大に)」陣営でも下落したという世論調査結果が出た。Newsisの報道によると、NBCがSurveyMonkeyと先月20日(現地時間)から今月8日まで米国の成人2万252人(誤差範囲 ±1.9%p)を対象に実施し、14日に公開した世論調査でトランプ大統領の国政運営支持率は42%になったという。否定評価は58%だった。
支持率は世論調査を開始して以来3%p下落した。トランプ大統領を強く支持するという割合は21%で、4月の26%から5%p下落した。一方、強く反対するという割合は44%で2%p上昇した。支持率が最も大きく下落した集団は共和党員で、特にトランプ大統領のMAGA運動に同調する支持層で下落幅が大きかった。自分をMAGAより共和党支持者と評価した回答者の中でトランプ大統領を強く支持するという割合は35%で、4月より3%p下落した。MAGA陣営に自分を分類した集団の支持率は4月の78%から8%p落ちて70%になった。
トランプ大統領とMAGA陣営は経済と外交政策を巡って最近分裂の兆しを見せてきた。 代表的なMAGA政治家である共和党のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員(ジョージア州)はトランプ大統領が米国内の政策より外交問題に過度に集中しているとし、これはMAGAが志向する「アメリカ・ファースト」に合致しないと公開批判した。グリーン議員はトランプ大統領との決別を宣言し、来年初めに辞任する意向を示している。
最近、トランプ大統領が映画監督のロブ・ライナー夫妻の殺害事件を嘲笑したことにも冷淡な反応を示している。トランプ大統領はこの日、SNSの「トゥルース・ソーシャル」にライナー夫妻の殺害事件について「報道によるといわゆる『トランプ錯乱症候群』と呼ばれる不治の病にかかり、他の人々に怒りを引き起こしたからだ」と記した。ライナー夫妻は息子によって殺害されたとされており、ライナー夫妻に対する嘲笑として解釈される可能性があるため論争が起きている。
特にライナー監督が9月に保守活動家、チャーリー・カーク氏暗殺事件について「信じられないことだ。誰にも起こってはならない」と発言していたため、MAGA陣営の間では今回の事件に哀悼の雰囲気が大きい。グリーン議員はこの日、SNSの「X(旧Twitter)」に「ライナー夫妻は麻薬中毒などの問題を抱えていたとされる実の息子の手によって悲劇的に殺害された」とし、「これは政治とは無関係な家族の悲劇だ」と公開批判した。
トランプ大統領の元弁護士であるジェナ・エルリス氏も「トランプ大統領が二度暗殺されかけた点を考慮すれば、今回の反応は恐ろしい」とし、「最低限の品位を持つ者であれば皆非難すべきだ」と猛批判した。














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