
台湾の国防部と国家安全局は、中国軍が奇襲的に侵攻を敢行した場合、台湾軍が上部命令を待たずに各部隊が分散型指揮体系の下、迅速に対応作戦を実施できると明らかにした。
Newsisの報道によると、中国時報と聯合報などによれば、台湾の顧立雄・国防部長と蔡明彦・国家安全局長は17日、立法院(国会)外交・国防委員会に出席し、台湾海峡と周辺の軍事情勢についてブリーフィングを行い、国防部も関連報告書を提出したという。
報告書は「敵(中国軍)が突発的に攻撃を開始した場合、すべての部隊が命令を待たずに『分散統制』を実施し、脱中心化した指揮運用原則に従って戦闘任務を実施する」と説明した。ただし、具体的な作戦方式は公開しなかった。
国防部は、中国の軍事活動の頻度と規模が年々増大しているとし、ここには定例的な「合同戦闘対備巡回」も含まれると指摘した。中国軍の訓練は純粋な軍事演習段階を脱し、複数の軍種と部門が参加する実戦型合同作戦訓練に転換していると報告書は評価した。
また、中国軍が台湾攻撃の方式を念頭に置いた訓練を続けており、太平洋とオーストラリア・ニュージーランド近海まで軍艦を派兵し、作戦範囲を拡大していると明らかにした。
国防部は「中国は台湾併合のための武力行使を放棄しておらず、軍各軍種と兵種を動員した合同訓練を強化している」と強調した。また、国防部は中国の軍事訓練が「訓練から戦争へ」転換される状況に備え、戦闘警戒態勢を段階的に強化する基本手続きを整えていると説明した。
中国軍が台湾周辺で複合的軍事行動に出た場合、台湾軍は対応センターを稼働させ、脅威レベルに応じて戦闘準備態勢を引き上げ、実戦力と実弾を投入して即時対応する方針だと国防部は伝えた。
情報収集・警戒監視・偵察(ISR)面では、各種システムを統合し、多重通信手段で情報を台湾軍統合作戦指揮センターに伝達し、合同作戦状況図を構築して中国軍の動向をリアルタイムで把握しているという。国家安全会議と国家安全局など関係機関、パートナー国との軍事情報共有も強化している。
一方、国防部は中国の海警船が民間船舶に偽装したり、自動船舶識別装(AIS)を遮断・変更する方式で接近し、台湾の海底通信ケーブルを破損した事例を挙げ、これはグレーゾーンの挑発を通じて政府機能と民生を攪乱しようとする意図だと分析した。
また、中国軍が東シナ海と西太平洋でも活動を拡大していると指摘した。高市早苗総理が「台湾有事」に関する発言をした後、中国の反発が激化し、中国軍用機が自衛隊の航空機と接近対峙する事例も発生し、偶発的衝突の危険が高まっていると国防部は警告した。
国防部は中国軍の軍事力拡張が台湾を越えて地域の安全と安定に悪影響を及ぼしているとし、非対称戦力の構築と防衛回復力の強化、予備戦力の増強、グレーゾーン挑発対応能力の拡充を中心に戦力強化を推進していると付け加えた。















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KKK
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