
ウクライナが19日(現地時間)、ロシアの原油を密輸出するいわゆる「シャドーフリート」に属するタンカーを地中海で初めて攻撃したと主張した。
ニューシスの報道によると、CNNが入手した映像では、ドローンがタンカーを攻撃した後、複数回の爆発が発生し、当該船舶は攻撃後も航行を続けた。
ウクライナ保安庁(SBU)の情報筋は、当該船舶が攻撃で致命的な損傷を受け、本来の目的で使用できない状態だと述べた。また、当時ロシアの船舶は貨物を積んでいない空の状態だったため、今回の攻撃は生態環境に何ら脅威を与えなかったと明らかにした。
ロシアは2022年のウクライナ全面侵攻後、シャドーフリートを構築してきた。これらの艦隊に属するタンカーは西側の制裁にもかかわらず、バルト海と黒海の港からロシアの原油を輸送し、毎年数億ドルの収益をクレムリンにもたらしている。 西側とウクライナの情報当局によると、ロシアの軍・安全機関と連携した人員がこれらの船舶で密かに活動し、ヨーロッパ海域で諜報活動を行っていたとされる。 一方、ウラジーミル・プーチンロシア大統領はこの日開かれた記者会見兼国民との対話で、ロシアは西側と戦っているのではなく、西側諸国がウクライナの民族主義者たちの手を借りてロシアと戦っていると述べた。 さらに、互いの能力を結合し補完すれば、ロシアとの関係で今のように互いに戦うのではなく、繁栄することは明らかだと付け加えた。
また、中長期的にロシアの安全が保障されるならウクライナ紛争を終結させる準備があると強調した。プーチン大統領は、西側がロシアを尊重する態度を維持し、ロシアの利益に配慮するなら新たな「特別軍事作戦」を開始しないと明言した。なお、ロシアは2022年のウクライナ侵攻を「特別軍事作戦」と呼んでいる。














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