
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はCNNとのインタビューで、ウクライナ問題に関する議論はイラン戦争が終わるまで待つことはできないと述べた。
ゼレンスキー大統領は、イラン戦争によってロシアの侵攻への関心が分散していることを認めたうえで、イラン戦争が終わるまでウクライナの戦闘終結に向けた取り組みを再開できないと考えるのは「大きなリスクだ」と指摘した。
ゼレンスキー大統領は22日、キーウの大統領執務室でCNNのクリスティアン・アマンプール氏のインタビューに応じた。
同氏は、スティーブ・ウィトコフ特使とドナルド・トランプ米大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏が率いる交渉団が、イランとウクライナ情勢の双方の交渉を主導している点が課題だと指摘した。
さらに、米国がイラン戦争に集中していることには理解を示しつつも、戦闘が続いているウクライナを忘れてはならないと述べた。
ゼレンスキー大統領は「ウクライナ問題は後で話そうというのは選択肢ではない」とし、「ウクライナはすでにあまりにも大きな悲劇に見舞われており、同時に解決する方法を見つけなければならない」と主張した。
また、イラン戦争によりウクライナに必要な主要兵器、特に弾道ミサイル防衛システムの供給に支障が出ていると述べた。
米国の生産能力の制約により、十分な量の弾道ミサイルを確保できていないという。
今回のインタビューは、欧州連合(EU)がウクライナに対する900億ユーロ(約16兆7,400億円)の融資を最終承認してから、わずか数時間後に行われた。
ゼレンスキー大統領は、この資金の確保はウクライナの存続に直結する問題だと述べた。
この融資は、ハンガリーのオルバーン・ヴィクトル首相が、ウクライナに対しロシア産原油の欧州向け供給再開を求めて反対したため、遅れていた。
12日に実施されたハンガリー総選挙でオルバーン首相が惨敗したことで障害の一つが取り除かれ、22日にドルジバ・パイプラインのウクライナ区間を通じた原油輸送が再開された。
ゼレンスキー大統領は、資金不足により1日当たり2,000機のドローン生産能力があるにもかかわらず、1日約1,000機しか生産できていないと述べた。













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