
米保守系の評論家で、ドナルド・トランプ米大統領の支持者として知られるタッカー・カールソン氏が、米国とイランの戦争を批判し、トランプ氏への支持から距離を置く姿勢を示した。
カールソン氏は25日(現地時間)、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、「トランプ氏を嫌っているわけではない」としつつも、「この戦争と米政権の進む方向には賛同できない。裏切られた気分だ」と述べた。さらに、「そうした手法では権威主義体制は維持できても、自由民主主義は維持できない」と批判し、トランプ氏が米国の民主主義にとって「実存的な脅威」だと指摘した。
カールソン氏は、トランプ氏の中核的なスローガンである「MAGA(米国を再び偉大に)」や「アメリカ・ファースト」についても疑問を呈した。
「『アメリカ・ファースト』が一連の原則ではなく、大統領個人の直感に過ぎないのなら、受け入れるべきではない。我々は個人を崇拝しない。それは偶像崇拝になる」と述べた。
これに先立ち、トランプ氏は昨年、メディアのインタビューで「アメリカ・ファースト」の意味について「私が決めることだ」と語っていた。
カールソン氏は、トランプ氏が「ネオコン(新保守主義)の奴隷になった」と批判し、強い拒否感を示した。さらに、大統領選で掲げた「新たな戦争はしない」との公約を破り、ネオコンやイスラエルの影響力に屈したと主張した。また、トランプ氏について「本気だと思っていたし、実際にそうだった可能性もある」としつつ、「私から見れば(選挙後に)劇的に変わった」と述べた。
カールソン氏は、約20年前にニュース評論家として活動していた当時、イラク戦争を支持したことを今も後悔していると明かした。さらに、イスラエルが米国を泥沼に引き込んだと指摘した。
ウォール・ストリート・ジャーナルは、「米国で最も影響力のある保守系評論家の一人であるカールソン氏は、いまやMAGA運動内の反戦勢力を象徴する存在となっている」とし、「およそ10年にわたり歩調を合わせ、現代の保守運動を再編してきた両者の関係は、事実上決裂したようだ」と報じた。













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