
ドナルド・トランプ米大統領は15日(現地時間)、イランとの戦争の影響でホルムズ海峡に足止めされていたタンカーが航行を再開したと明らかにした。
トランプ大統領はこの日、自身のSNSトゥルース・ソーシャルに「船舶がホルムズ海峡から移動を開始しており、その多くは原油を積んでいる」と投稿した。
さらに「これらの船舶は完全に安全な状態にあり、厳重な警備が施された安全で支障のない南側航路を通航している。また、ほかの航路も存在する」と説明した。
追加の詳細には触れなかったが、前日に米国とイランの合意が成立したことでホルムズ海峡の開放が始まったことを示唆したものとみられる。
トランプ大統領は14日、ホルムズ海峡の開放やイランに対する海上封鎖の解除を含む和平交渉が妥結したと発表した。イラン側も合意案を承認したとしており、双方は19日にスイスで合意内容を盛り込んだ了解覚書(MOU)に署名する予定だ。
ホルムズ海峡開放を受け、原油価格の上昇による影響を受けていた各国からは歓迎する声が上がっている。
一方で、ホルムズ海峡の通航量が戦争前の水準に戻るまでには相当な時間を要するとの見方も出ている。
海運業界によると、戦争後も約500隻の商船がペルシャ湾内に滞留しているという。一般的な商船が海峡を通過するには約8時間かかるうえ、調整された航行システムに従って運航する必要があるため、当面は混雑が避けられないとみられている。
また、海峡内に設置された機雷も課題となっている。イランは戦争後に数十個の機雷を設置したとされるが、正確な設置場所は明らかになっていない。一部は移動可能な方式で敷設されたと伝えられており、撤去作業にはかなりの時間がかかる可能性がある。
さらに、イラン側がホルムズ海峡の通行料徴収を主張していることも不確定要素となっている。
イランの半官営ファルス通信は15日、関係筋の話として、合意案にはイランがホルムズ海峡における海上サービス料金を徴収する権利を認める内容が盛り込まれていると報じた。













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