
ウラジーミル・プーチン露大統領とドナルド・トランプ米大統領は14日(現地時間)に電話会談を行い、ウクライナ侵攻の終結に向けた取り組みや、米国とイランの戦闘終結交渉を巡る問題について集中的に協議した。
ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官によると、両首脳は約1時間にわたって会談し、米国とイランが最終調整を進めている合意文書(MOU)草案や、米国特使のモスクワ訪問計画、ウクライナによるロシア国内の民間施設への攻撃問題などについて意見を交わした。
ウクライナ情勢を巡っては、トランプ大統領が戦争終結の必要性を強調したうえで、欧州の同盟国やウクライナに働きかけ、和平実現に向けて尽力する用意があると述べた。また、その取り組みはフランス・エビアンで開かれる主要7か国(G7)首脳会議の期間中も継続すると説明した。
ウシャコフ氏によると、両首脳は最近のウクライナによるロシア国内の民間インフラへの攻撃が、戦争終結に向けた交渉を困難にしているとの認識で一致したという。さらに、トランプ大統領は、戦争が早期に終結すれば米露関係が「真に新たな段階」に発展する可能性があるとの期待を示したと説明した。ただ、ホワイトハウスはこれらの発言や会談内容について公式な確認を行っていない。
一方、プーチン大統領は、ウクライナによるロシア国内の民間インフラへの攻撃が戦局を左右することはないとの認識を示した。また、ウシャコフ氏によると、プーチン大統領は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が首脳会談を望むのであれば、「モスクワに来るべきだ」と述べたという。
ウシャコフ氏はまた、スティーブ・ウィトコフ米国特使とジャレッド・クシュナー氏が近くロシアを訪問する予定だと明らかにした。
両首脳はイラン情勢についても協議した。トランプ大統領は、米国とイランの合意がほぼ最終段階に入ったとの認識を示し、交渉結果が14日に公表されることへの期待を表明した。
これに対し、プーチン大統領は、中東地域や国際社会全体に混乱をもたらしかねない紛争の拡大を防ぐうえで前向きな進展が見られると述べ、歓迎の意を示したという。
この電話会談は、トランプ大統領がG7首脳会議に出席するためフランスへ出発する直前に行われた。ウクライナ侵攻は今回のG7首脳会議における主要議題の一つとなる見通しだ。
一方、ゼレンスキー大統領も同日、トランプ大統領と電話会談を行った。ゼレンスキー大統領は自身の「Telegram」への投稿で、トランプ大統領の80歳の誕生日を祝福するとともに、ウクライナへの支援に謝意を示したことを明らかにした。
また、戦争終結を早めるための方策について協議したほか、ウクライナ東部戦線における自国の軍事・戦略上の立場が改善し、強化されている現状を説明したと述べた。両首脳はG7首脳会議の期間中に会談し、協議を続けることで一致した。













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