
北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するためトルコのアンカラを訪れた米国のドナルド・トランプ大統領は7日、対イラン軍事作戦の際にNATO加盟国が米国を支援しなかったことを挙げ、「非常に失望した」と批判した。昨年から米国と欧州が対立する主な要因となってきたデンマーク自治領グリーンランドについても、「米国とNATOの関係を傷つけた」「デンマークではなく米国が管理すべき場所だ」と述べ、従来の主張を曲げていない。一方、トルコについては、従来の同盟国よりも「米国により大きく貢献した」と評価し、イスラエルが反対してきたF-35戦闘機の販売を検討する可能性を示唆した。
トランプ大統領は同日、NATO会議に先立つトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン大統領との首脳会談直前、記者団にこう述べた。トルコは米国の警告にもかかわらず、2019年にロシア製S-400防空ミサイルシステムを導入し、トランプ大統領は1期目、対敵対者制裁措置法(CAATSA)に基づいてトルコを米国の第5世代戦闘機F-35ライトニングII計画から排除し、購入資格を取り消した。しかし同日、トランプ大統領は「トルコは多くの面で、我々が忠実だと思っていたNATOの他の国々よりもはるかに忠実だ」とし、「我々は制裁を解除する。その時が来た」と語っている。エルドアン大統領は「F-35の問題は新しいものではない」とし、「我々は戦闘機5機を約束された」と述べた。
トランプ大統領は「トルコは米国から戦闘機を購入した」とし、「エンジンの修理が必要だったり、アップグレードなどが必要になったりすれば、我々にはそれに対応する義務がある」と述べた。トルコはF-35の購入代金の一部も支払ったが、7年前に科された制裁により、機体の引き渡しを受けられない状況にあるとされる。トランプ大統領はトルコへのF-35販売について「同意しない人が多いことは分かっている」としながらも、「トルコは我々の素晴らしい同盟国だった」と評価した。中東で唯一F-35を保有するイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は前日、「トルコがF-35戦闘機や戦闘機エンジンを保有することになれば、中東の力の均衡が崩れる」として反対の意向を示した。米議会も、ロシア製防空システムを運用するトルコがF-35のステルス性能や運用データをロシアに露出させる可能性があるとして懸念している。
トランプ大統領は欧州について、「我々がイランで何かをしたという理由で、我々は欧州でよい待遇を受けなかった」「NATOに数兆ドルを投資したが、フランス、イタリア、ドイツは我々を拒んだ」と述べ、今回の会議がトルコで開かれ、エルドアン大統領の招待がなければ「会議に出席しなかったかもしれない」と語った。また、「欧州は20年前とは完全に異なる場所になった」とし、「移民とエネルギー問題を適切に管理できなければ、もはや欧州は存在しなくなるだろう」と警告した。一方、トランプ大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と「昨日、長時間にわたり踏み込んだ会話を交わし、その直後にウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とも電話で話した」と説明し、「何らかの結果が出ると思う」と述べている。トランプ大統領は今回の会議期間中、ゼレンスキー大統領と二国間会談を行う予定だ。













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