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2025年08月20日水曜日
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「ヒョウ柄に塗られ捨てられた母犬」灼熱の道路で発見、9匹の子犬とともに救われた命

【引用:Arizona Humane Society】米国で全身がヒョウ柄に覆われた犬が猛暑の中、フェンスにつながれたまま九死に一生を得たと、動物専門メディア「ザ・ドードー」が17日(現地時間)に報じた。5月下旬、米アリゾナ州の動物愛護協会(AHS)に「短い首輪でフェンスに縛りつけられた犬がいる」との通報が寄せられた。犬は水もなく灼熱の太陽にさらされ、必死に息を切らしていた。当時の気温はおよそ37.2度に達していたという。

【引用:Arizona Humane Society】通報を受けて現場に到着した隊員たちは、予想外の犬の姿に衝撃を受けた。犬の全身にはヒョウ柄が描かれていたのである。鎖でフェンスにつながれていた犬は、灼熱の舗装路を避けようと狭い土の上に必死で立ち続けていた。隊員たちは犬の乳房が張っているのを確認し、近くに子犬がいる可能性が高いと考えた。幸いにもこの犬は非常におとなしく、救助作業は順調に進んだ。

【引用:Arizona Humane Society】AHSの現場管理者ルーシー・ジーザス氏は米動物メディア「ザ・ドードー」とのインタビューで 「紐や鎖につながれている状況は非常に無防備になるため、大人しい犬であっても防御的な態度を見せることがあります。ですが、この犬はそうではありませんでした」 と当時の状況を振り返った。

【引用:Arizona Humane Society】隊員たちはすぐに犬に水を与え、摂氏56度に達していた舗道の上にタオルを敷いた。すると犬はすぐに水を飲み干し、疲れ切った体をそのタオルの上に横たえた。警察はその後、犬の飼い主を突き止めた。飼い主は「およそ1カ月前に野良犬だったこの犬を引き取った」と主張している。

【引用:Arizona Humane Society】警察の協力により、AHSの隊員たちは犬が産んだ子犬たちの状態を確認することができた。家の中には生後およそ3週間ほどの子犬が9匹おり、本来なら一日中母犬のそばで授乳を受けるべきところ、飼い主によって母犬と強制的に引き離されていた。犬たちを適切に世話することができなかった飼い主は、最終的に所有権を放棄した。AHSは母犬と子犬たちを直ちに動物病院へ搬送し、検査を受けさせた。

【引用:Arizona Humane Society】推定5歳の母犬は、子犬に授乳するため体重をもう少し増やす必要があるものの、それ以外は比較的健康な状態だった。現在、母犬と9匹の子犬は快適で安全な一時保護施設で保護されており、報道によれば、子犬たちが少なくとも生後8週になるまで母犬と一緒に過ごす予定だという。一方、母犬の体に描かれていたヒョウ柄は、前の飼い主が純粋な虚栄心から施したものとみられている。幸いにもそれによる炎症や皮膚への刺激は確認されていないが、米メディア「ザ・ドードー」は「苦しい記憶とともに、その模様も消えていくことを願う」と伝えている。

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7 コメント

  1. 元飼い主も炎天下で30分でもいいので過ごさせてください。
    こういう人間は自分が同じ目に遭わないと理解できません。
    柄を付けられても皮膚に問題ないとのことですが、母犬の皮膚状態観察を続行して欲しい。
    子犬が母犬から離された期間が今後精神面にどう影響するのか分かりませんが、まだ間に合う?
    しっかりと母性愛を受けて欲しい。
    5歳の母犬、愛おしい顔をしてます。

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