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2025年08月21日木曜日
ホーム最新フォトニュース「人に感染の危険は…?」腫瘍に覆われたリスの姿に同情と懸念の声、米加各地から報告続出

「人に感染の危険は…?」腫瘍に覆われたリスの姿に同情と懸念の声、米加各地から報告続出

【引用:X(旧:Twitter)】最近、米国とカナダで全身に腫瘍を持つハイイロリスが相次いで確認され、ネット上で注目されている。英デイリーメールなどによると、17日(現地時間)、2023年に米メイン州の住民が裏庭で腫瘍を持つハイイロリスを撮影した事例が初めて報告された。その後、7月末にはSNS「Reddit」や「X(旧:Twitter)」に、口の周囲に巨大な腫瘍を有するリスの写真が相次いで投稿された。投稿者は「最初はリスが庭で餌を食べていると思ったが、顔に腫瘍があった」と述べた。

【引用:Reddit】写真を見たネットユーザーは「映画に出てくる怪物のようだ」「原因が分からない」「かわいそうだ」「衝撃的だ」「安楽死させるのが人道的ではないか」などと反応した。

【引用:X(旧:Twitter)】一部のユーザーはリス痘ウイルス(SQPV)感染の可能性を指摘したが、専門家はより一般的なリス線維腫症の可能性が高いと分析した。リス線維腫症はレポリポックス(Leporepox)ウイルスが原因で、感染したリスの唾液や病変部に健康なリスが接触することで感染する。腫瘍から分泌物が出ることもあるが、通常は数週間から数か月以内に自然治癒し、致命的なケースは稀だ。ただし、一部は内臓にまで影響を及ぼし、死に至る可能性もある。専門家は「人やペットには感染しない」とし、「感染した個体に近づいたり触れたりしないことが重要だ」と述べた。さらに「夏場に餌台が複数のリスを一か所に集め、ウイルス拡散の温床となる可能性がある」と警告した。

【引用:Reddit】現時点で専門家たちは、報告された事例がSQPVか線維腫症かを断定していないが、SQPVの場合、北米よりも英国でよく見られるキタリス(アカリス)の集団によって致命的となることから、大規模な拡散の可能性は低いと予測している。ある専門家は「外見は異様だが、多くのハイイロリスは免疫機能により数か月以内に回復する」とし、「来年には同じ個体で腫瘍が消えた姿が確認できるだろう」と述べた。

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