
【引用:RSK山陽放送】岡山県倉敷市で、まるで空が二つに分かれたように見える珍しい気象現象が確認され、話題となっている。倉敷市でブドウ農家を営む男性は、先月26日午後6時40分ごろ、作業を終えて帰宅しようとした際、空の中央を境に左側は赤く染まった夕焼け、右側は薄暗い空が広がる光景を目にした。まるで二つの世界が同時に存在するかのような光景だったという。

【引用:X@koguma18】ブドウ農家の男性は現地メディアに対し、「空が真っ二つに割れたようだった。煙が真っすぐ立ち上るのか、光が空から降り注ぐのか分からない、不思議な現象だった」と驚きを語った。同様の空模様はこの男性だけでなく、多くの人が目撃しており、現地のオンラインコミュニティやSNSには先月以降、同様の写真が次々と投稿されている。投稿者からは「空が半分に割れたようだ」「初めて見たがとても美しい」「心まで晴れやかになった」といった反応が相次いだ。

【引用:X@clona7marojyu】気象専門家によると、この現象は「薄明光線(はくめいこうせん)」と呼ばれるもので、「天割れ」とも表現されるという。雲が太陽の光を遮ることで、空がくっきり二つに分かれたように見える現象で、特に気温の高い7月から9月の夕暮れ時に発生しやすいという。

【引用:X@kyokyokyomm】RSK山陽放送の宮本大句見気象予報士は「薄明光線は夏場のように気温が高く、積雲が発達しやすい時期に現れる。倉敷市で見られたように境界が明瞭に分かれたケースは珍しい」と説明した。テレビ朝日の今村涼子気象予報士も「これは『天割れ』と呼ばれる現象で、色や光の違いで空が割れて見える。大きな積雲の背後に太陽がある場合、影がかかった部分は暗く、そうでない部分は夕日に染まって見える」と解説している。
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