
【引用:X】ウクライナ東部ドネツク前線で2025年8月14日、ウクライナ特殊部隊「プリビッド」の狙撃手が4000mの距離からロシア兵2名を射殺し、世界最長距離狙撃記録を塗り替えた。個人技の域を超えた作戦だった。使用銃はウクライナ独自開発の14.5mm対物狙撃銃「スナイペックス・アリゲーター」だった。

【引用:X】この大口径はNATO圏で一般的な12.7mmを上回り、全長は約2mに達する。公式有効射程は2kmだが、最大7kmまでの射撃が可能とされ、従来の枠を超える超長距離エンゲージメントを実現した。

【引用:X】成功の決め手はAIとドローンの統合にあった。ドローンが潜伏位置や風向・風速、標高などのデータをリアルタイムで収集し、AIが最適な弾道を算出した。この計算に基づき、弾丸は建物の窓を通過して標的に到達した。

【引用:X】「アリゲーター」は厚い装甲や障害物を貫く高い貫通力を備え、中装甲車両にも対処できる火力を持つ。14.5mm弾は12.7mmより重く、初速と弾道安定性に優れる。半自動式の構造は連続射撃と長距離での間合い維持を両立し、強力な反動は緩衝機構で吸収する。

【引用:X】今回の記録は、2023年11月にウクライナ狙撃手が達成した3800mを更新し、2017年にカナダ特殊部隊がイラクで記録した3540mも上回った。長距離狙撃は勘と経験に依存する段階を抜け、精密な情報と先端技術の結合へと移行したことを示した。

【引用:X】この能力は遠距離から敵の要員や装備に決定的な効果を与え、前線の主導権や士気にも直結する。空地の火力が限られるウクライナでは、情報優位と超長距離の一点突破が作戦の核になりつつある。

【引用:X】ウクライナの狙撃部隊は1700mでの装甲車運転手排除や3800m命中など、前例のない実績を積み重ねてきた。AI、ドローン、国産大口径の融合が「超精密遠隔攻撃」への転換を加速させ、戦場における一発の重要性をこれまで以上に高めている。
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