
【引用:アニマルプラネット】台湾で、セメントの練り込み材に落ち込み全身が固まってしまった猫が、人々の助けによって一命を取り留め、3カ月後に奇跡的な回復を遂げた。出来事が起きたのはある建設現場だった。現場で作業していた人々が、「ニャー、ニャー」と必死に鳴く猫の声を耳にした。

【引用:アニマルプラネット】工事現場に猫がいるはずがないため、突然の鳴き声に全員が驚いたという。声のする方へ駆け寄ると、小さな猫がセメントの中でもがいていた。猫の全身はすでに灰色のセメントで覆われ、硬く固まっていた。

【引用:アニマルプラネット】必死に助けを求める猫の鳴き声を聞きつけた人々は急いで引き上げたが、猫は息をするのもやっとの状態だった。そのとき、偶然近くを通りかかったニコール・ワンさんがこの話を聞き、迷わず猫を抱き上げて動物病院へと運んだ。病院に着いた時点で猫は命の危険にさらされていたが、手厚い治療によって回復に向かうことができた。

【引用:アニマルプラネット】3カ月後、猫はすっかり元気な姿を取り戻した。全身に付着していたセメントはきれいに取り除かれ、オレンジと白が混ざった愛らしい毛並みが再び生えてきた。また、尻尾を揺らし甘える仕草は、まるでずっと幸せに暮らしていた猫のようだった。

【引用:アニマルプラネット】ニコールさんはセメントから救出された猫に「コングリ」と名付けた。そして、「コングリがなぜセメントに落ちてしまったのかは分からないが、健康を取り戻せて本当によかった」と話している。

【引用:アニマルプラネット】猫のコングリは人々の温かい心によって新しい人生を歩み始めることができた。窮地に陥った小さな命を見捨てずに助けた人々の勇気が、大きな希望につながったのだ。
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