
【引用:バイカル】トルコ独自に開発された無人戦闘機「クズルエルマ(KIZILELMA)」が、最近、中高度飛行性能試験を成功裏に完了した。国営放送TRTは先月30日、「今回の試験は機体の機動安定性と航法・センサー統合性能を検証する重要な段階だった」と報じた。開発元のバイカル社は「開発スケジュールは計画通りに進行している」と述べた。

【引用:バイカル】アナドル通信は先月26日、クズルエルマがアセルサン社開発の小型精密誘導爆弾「TOLUN」を搭載した統合飛行の様子を公開したと伝えた。機体は実際の投下を行わず、武装搭載状態で安定飛行を実施し、武装統合段階に本格的に移行した。

【引用:バイカル】一方、ウクライナの軍事メディア「ディフェンス・エクスプレス」は、3号試作機にAI-322Fエンジンが搭載された可能性があると指摘した。AI-322Fはアフターバーナー(再燃焼装置)を備えた新型ターボファンエンジンで、練習機や軽戦闘機クラスの航空機に適した高性能モデルである。初期の1号機及び2号機では比較的旧式のAI-25TLTエンジンが使用されているとされているが、当局はまだエンジン搭載の詳細を公式に確認していない。


【引用:X@BaykarTech】バイラクタルは無人戦闘航空機「TB-2」で国際的な名声を獲得し、TB-2はウクライナ戦争初期の作戦映像で「ゲームチェンジャー」と評された。その後、バイカル社は長時間滞空および大型武装搭載能力を有する「アクンジュ」と、戦闘機級のクズルエルマへとその系譜を拡大してきた。軍事専門メディアは、クズルエルマが滑空爆弾、巡航ミサイル、空対空ミサイルなどでさらなる試験を重ねると予想しており、量産準備が進めば、早ければ2026年にトルコ軍への初回納入が可能になるとの見方を示している。
コメント0