
【引用:X】中国が遼寧省大連造船所で建造を進める「004型」核推進空母の全貌が明らかになりつつある。全長は約330〜340メートル、排水量は11万〜12万トンと推定され、米海軍の最新鋭「ジェラルド・R・フォード級」に匹敵する世界最大級の規模を誇る。電磁式カタパルト(EMALS)を採用し、米国の技術的独走に真っ向から挑む構えだ。

【引用:X】004型は中国海軍で初めて核推進方式を導入した空母であり、2基の加圧水型原子炉(400〜500メガワット級)を搭載。理論上、航続距離に制限がなく、世界のどの海域にも展開できるとされる。強力な電力供給により、艦載機・電子戦機・無人機を同時運用できる体制を整備し、「大洋海軍」への転換を象徴する存在といえる。

【引用:X】搭載される航空戦力は圧倒的だ。J-15T改良型をはじめ、最新ステルス艦載機J-35、早期警戒機KJ-600など、総勢90機以上を搭載可能。これは米フォード級(約75機)を上回る規模であり、中国海軍が初動探知・指揮・攻撃・監視の全工程を自国技術で完結できる段階に入ったことを意味する。

【引用:X】福建艦(003型)で実証された電磁カタパルト技術は004型にも継承され、既にJ-35・J-15Tの離着艦試験に成功している。福建艦が就役する2025年秋以降、004型の実戦配備が現実化すれば、米海軍との「空母対空母」の時代が再び幕を開けるとみられている。

【引用:X】一方、米国防総省と西側諸国は、004型の戦力化を「インド太平洋の均衡を揺るがす要因」として警戒を強めている。中国が遼寧艦、山東艦、福建艦に続く4隻体制を完成させれば、台湾海峡や南シナ海で米艦隊と直接対峙する局面も現実味を帯びる。

【引用:X】新空母には全甲板構造の整備区画、データ・弾薬の自動補給システムなど、西側の「スーパー空母」技術が反映されている。夜間・荒天での離着艦や無人機の同時運用も可能となり、中国海軍の戦略は「沿岸防衛」から「外洋支配」へと質的転換を遂げようとしている。東アジアの海洋バランスが大きく変わる瞬間が、目前に迫っている。
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