
【引用:Olaf Meynecke】 「便乗魚」とも呼ばれるコバンザメが巨大なザトウクジラに付着して移動する姿が撮影された。8日、AP通信など海外メディアはコバンザメが「クジラサーフィン」をしている珍しい映像が公開されたと報じた。

【引用:Olaf Meynecke】公開された映像では、ザトウクジラの体に密着し、海中を滑空するように移動するコバンザメの姿が確認された。巨大な遊覧船に便乗し、高速で海を進む光景を連想させた。映像はオーストラリアのグリフィス大学などの研究チームがザトウクジラの生態を調査する過程で撮影した。チームは毎年、南極からオーストラリア・クイーンズランド州沖へ移動するザトウクジラにカメラを装着し、生態を観察する計画を進めていたが、偶然にも複数のコバンザメが付着している様子が映り込んだ。

【引用:Olaf Meynecke】マイネケ研究員は「コバンザメがクジラと共に移動し、その速さと敏捷性に驚いた」と述べ、「最も注目すべき点は、クジラが水面に跳び上がり再び潜る際にも、正確に体から離れ、再び付着する能力だ」と指摘した。さらに「コバンザメはクジラの体に付着した角質や海藻をかじることで一定の役割を果たしているが、クジラはこれを快く思っていないようだ」と述べた。

【引用:Olaf Meynecke】一方、コバンザメは名称に「サメ」とあるが、実際にはサメ類ではない。軟骨魚類のサメとは異なり、硬骨魚類に属する。体は細長い円筒形で、成長すると体長30〜90センチに達する。クジラのほか、サメやエイなど他の海洋生物にも付着する。その仕組みは、頭部にある楕円形の吸盤状の器官にある。この構造により、コバンザメはエネルギーを節約しながら長距離を移動し、捕食者から身を守り、宿主が残した食べかすも餌とする。













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