
多くのドライバーはエンジンオイルを新しくするだけで十分だと考えているが、実際にはオイルの状態だけでは適切な交換が行われたかどうか判断するのは難しい。最も簡単かつ効果的な点検方法は「エアフィルター」の状態を直接確認することである。エアフィルターはエンジンに入る空気を浄化する重要な部品で、汚れるとエンジン性能の低下や燃費悪化につながる。

エアフィルターはエンジンルーム内の専用ケースの中にあり、簡単に取り出せる。車種によって異なるが、多くの場合「エアフィルター」と明記された箇所のカバーを開けるだけで確認できる。フィルターがほこりや不純物で真っ黒に汚れていれば、交換すべきである。

エンジンオイルフィルターは汚れたオイルの中にある異物を取り除く役割を果たし、定期的な交換が不可欠である。このフィルター交換を怠るとエンジンの回転がスムーズでなくなり、内部の摩耗や故障の原因となる。通常、エンジンオイル交換時にオイルフィルターも同時に交換することが推奨される。

エアフィルターは車種や走行環境によって多少異なるが、一般的に1万km毎に交換するのがいい。真っ白だったフィルターが茶色〜黒色に変色し、ほこりが付着したり破れが見られたら即座に交換する必要がある。フィルターの交換時期を守ることで、エンジンにクリーンな空気が供給され、燃費や出力の維持に大きく貢献する。

修理店に車の点検などを依頼する際は、必ずフィルター交換が必要かどうかを直接確認するか、交換過程を確認できるように動画撮影をお願いするのが良い。部品番号を確認するのも修理費用を不正に要求されないためのコツである。また、修理店によっては使用部品のグレードが異なる場合もあるため、純正部品または信頼できる部品を使用しているかどうかもチェックする必要がある。

最新の自動車はセンサーとコンピューターシステムでエンジン状態を多角的に管理しているが、基本的な消費者による点検と継続的な消耗品管理ほど効果的な車両管理法はない。エアフィルターとオイルフィルターの交換確認は、大きな出費を抑えつつ不要な修理や費用を防ぐ一番いい方法である。













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