映画『ベイビー・ドライバー』に出演した俳優が、交通事故により16歳という若さで亡くなった。
先月25日（現地時間）、米メディアの「WTVM」は、ハドソン・ミーク（16）が21日、アラバマ州ベスタビアヒルズのキャニオンロードで重傷を負い、病院に搬送されたが死亡したと報じた。報道によると、ハドソンは事故の衝撃で車両から転落し、搬送から2日後に亡くなったという。現地警察は事件の詳細を調査中だ。
ハドソンは2017年公開の『ベイビー・ドライバー』で主人公の幼少期を演じ注目を集めた。同作は批評家から絶賛され、興行面でも大きな成功を遂げた。韓国では、累計観客動員数82万人を記録し、最近まで再上映されるなどの人気を博した。
当時、車内で夫婦喧嘩をする両親を悲しそうに見つめる演技と愛らしい容姿で話題を呼んだ。ハドソンはその後、テレビドラマ『マクガイバー』など様々な作品に出演し、俳優としてのキャリアを積んでいた。一部の作品は2025年に公開される予定だったという。
また、ハドソンはベスタビアヒルズ高校の2年生として学業に励み、フットボールチームでも活躍するなど充実した高校生活を送っていたことが、悲しみをより深くしている。
訃報によると、ハドソンは全ての出演者やスタッフの名前を覚え、人の話を聞くのが好きで、誰よりも撮影現場を愛していたという。常に周囲を笑顔にする明るい性格だったと伝えられている。遺族は追悼の意を込め、ベスタビアヒルズ高校の生徒のために奨学金を用意すると明らかにした。
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