
バレーボールの女帝キム・ヨンギョンが監督デビュー戦で初勝利を収め、『新人監督キム・ヨンギョン』の視聴率が本格的な上昇を見せている。
10月5日に放送されたMBCのバラエティ番組『新人監督キム・ヨンギョン』では、キム・ヨンギョン監督が率いる「必勝ワンダードッグス」が、プロの名門チーム「IBK企業銀行アルトス」と熱戦を繰り広げた。
この日の放送では、先週に続き「必勝ワンダードッグス」と全州(チョンジュ)クニョン女子高校の対戦も描かれた。第1セットを奪い勢いに乗ったものの、第2セットは20対25で落とし、流れを奪われる展開に。
第3セットでは連続失点で窮地に立たされる中、キム監督は相手を欺くフェイント攻撃を指示し、セッターのイ・ナヨンを下げて、元「IBK企業銀行アルトス」の有望株イ・ジンを投入する采配を見せた。これに応じたインクシのフェイント攻撃成功シーンは観客を大いに沸かせた。さらに、チームマネージャーのスングァン(SEVENTEENのメンバー)が試合の状況によってキム監督の顔色を伺い、距離を縮めたり離したりする姿は笑いを誘った。
セットカウント2対1で迎えた第4セットでは一時劣勢に立たされたが、セッターのイ・ジンによるトリッキーなパスをはじめとする選手たちの活躍で逆転に成功。激戦の末、セットカウント3対1で初の公式戦を白星で飾り、視聴者に大きな感動を与えた。

一方、女子バレープロチーム「IBK企業銀行アルトス」との対戦も興味を集めた。今回の試合は、30年のキャリアを誇るベテランのキム・ホチョル監督と、デビュー戦を終えたばかりの新人キム・ヨンギョン監督による、いわゆる「監督対決」としても注目を浴びた。キム・ヨンギョンはプロチームに挑むべく入念に準備を整え、かつてIBKから放出されたイ・ジンとク・ヘインも古巣との再会に強い覚悟を示した。試合当日、キム・ヨンギョン監督は負傷から復帰したキャプテン、ピョ・スンジュをはじめ、セッターのイ・ジン、リベロのク・ヘインらを先発に起用。キム・ホチョル監督もファン・ミンギョン、キム・ハギョン、キム・チェウォンら主力を投入し、会場は一気に緊張感に包まれた。
第1セット開始直後、「必勝ワンダードッグス」は0対8と大きく出遅れる苦しい展開に。これを受け、キム監督はインクシ、ユン・ヨンイン、イ・ジンをハン・ソンヒ、タミラ、イ・ナヨンに素早く交代させ、流れの転換を図った。特に第2セットではムン・ミョンファが相手レシーブを崩すサーブエースを決め、「サーブ女王」として存在感を発揮。逆転局面で活躍した選手たちの前で、キム監督は笑みを隠しきれなかった。チームワークが蘇った「必勝ワンダードッグス」が、イ・ソヨンを再投入した「IBK企業銀行アルトス」からセットを奪えるのか、勝敗の行方に注目が集まった。
このように、「プロに勝たねばならないワンダードッグス」キム・ヨンギョン監督と、「ワンダードッグスには負けられないプロ」キム・ホチョル監督の激しい心理戦と監督対決は、視聴者にスリリングな興奮を与え、初のバレーボールバラエティ番組としての地位を確立した。さらに次回放送では、『ハイキュー!!』の現実版とも言えるバレー強豪国・日本の高校優勝チームとの日韓戦が予告され、キム・ヨンギョン監督の国際舞台デビュー戦への期待が一層高まっている。
視聴率調査会社ニールセンコリアによると、『新人監督キム・ヨンギョン』第2話は、チャンネル競争力を測る重要指標である2049視聴率(20~49歳の視聴者層を対象)1.8%、首都圏世帯視聴率4.4%を記録し、堅調な上昇傾向を見せた。特にイ・ソヨン投入後、アルトスが前衛攻撃を仕掛けて緊張感が高まる場面や、キム監督が「言い訳なく勝つ」と誓うシーンでは、瞬間最高視聴率6.0%をマーク。まさに家庭の茶の間に強烈なスパイクを打ち込むかのようだった。次回放送では、0年目のキム・ヨンギョン監督率いる「必勝ワンダードッグス」と、30年のキャリアを誇るキム・ホチョル監督が率いる「IBK企業銀行アルトス」の対決が予告され、視聴者の期待は高まっている。
MBCのバラエティ番組『新人監督キム・ヨンギョン』第3話は、今月12日夜9時10分から放送される。
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