
俳優キム・ソンホとスジの共演で注目を集めるドラマ『現惑』の撮影チームは、ゴミの不法投棄問題で物議を醸す中、100万ウォン(約10万円)の過料を科されることになった。
済州市涯月邑(エウォルウプ)事務所は先月17日、国民申聞鼓(ククミンシンムンゴ)への回答で、廃棄物管理法第68条第3項および同法施行令第38条の4(過料の賦課基準)に基づき、過料100万ウォンの賦課手続きを進めていると明らかにした。ただし、現場で不法投棄されたブタンガス缶によって火が発生した事実は確認されておらず、火気(引火物質)の所持禁止は山火事警戒期間にのみ適用されるため、事件当時には該当せず、単に所持していただけでは過料を課すのは困難と判断された。
最近、オンライン上ではドラマ『現惑』の撮影チームが森の中にゴミを不法投棄したという告発が拡散している。あるネットユーザーは大量のゴミが森に捨てられた写真を公開し、「本当に言葉も出ない。ドラマ撮影後にこのように(ゴミが)森に捨てられていることをファンは知っているのだろうか」と指摘した。公開されたゴミの山の中には、キム・ソンホの写真が入ったコーヒーカップホルダーも混ざっていた。さらに、プラスチックカップやビニール袋、火災の危険がある引火性物質に分類されるブタンガス缶なども投棄され、論争は広がっている。
この件について『現惑』の制作会社は「撮影が夜遅くに終わり、十分に後片付けができなかった」と説明し、「事態を把握後、現場と関係機関に謝罪してすぐにゴミを回収した」と釈明した。
『現惑』は1935年の京城(キョンソン)を舞台に、半世紀もの間世間に姿を現さなかった謎めいた女性ソン・ジョンファ(スジ)が、自身の肖像画を依頼したことから、画家ユン・イホ(キム・ソンホ)がその秘密に迫っていく物語だ。映画『ザ・キング』や『観相』などを手がけたハン・ジェリム監督の最新作で、キム・ソンホとスジが共演する。2026年にディズニープラスで配信予定だ。
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