
同性への性的暴行疑惑でハリウッドから事実上追放された俳優ケヴィン・スペイシー(66)が、自身は一般的な意味でのホームレスではないと釈明した。
スペイシーは23日(現地時間)、ソーシャルメディアで「通常、メディアの報道を訂正することはしない。そうすれば他のことをする時間がなくなる」とした上で、「しかし最近の記事で私がホームレスのように報じられたことについては、答える必要を感じた」とコメントした。
続けて「メディアに話すのではなく、ここ数日間、私に連絡して滞在先を提案してくれたり、安否を気にかけてくれた数千人の方々にお伝えしたい」と付け加えた。
スペイシーは「皆さんの寛大さに心から感動した」と述べる一方で、「しかし私を一般的なホームレスだと思わせるのは正確ではない」と強調した。
以前、イギリス紙デイリー・テレグラフのミック・ブラウン記者は、スペイシーが家を持たずホテルやAirbnbを転々としていると報じ、その後、複数のメディアも彼をホームレスのように生活していると伝えた。
これについてスペイシーは、「ミック・ブラウン記者との会話では、私は仕事のある場所に移動するためにホテルとAirbnbを行き来しているだけだ」と説明した。
また「業界に入った当初と同様に、私は今年ほとんど休まずに仕事をしており、そのことには本当に感謝している」と述べた。
さらに、路上で生活する人々や車中で暮らす人々、深刻な経済的困難に直面する人々が多い一方で、自分はそうした状況に置かれていないと強調。「心は寄せているが、記事の通り私がその中の一人ではない」と語った。
スペイシーに対する性的暴行や不適切行動の疑惑は2017年の#MeToo運動直後に初めて浮上し、その後、複数の法的訴訟に発展。
2022年、アメリカ・ニューヨークの陪審団は、1980年代初頭に当時14歳だった俳優アンソニー・ラップを性的に暴行したとする容疑を認めなかった。翌年、イギリスの裁判所も4人が提起した9件の性的暴行容疑についてすべて無罪判決を下し、その他の訴訟も取り下げられた。
映画『ユージュアル・サスペクツ』『L.A.コンフィデンシャル』で知られるスペイシーは、自分がやや「手が出やすい」性格であることは認めつつも、提起されたすべての性犯罪の疑惑について一貫して無罪を主張している。














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