
グループUN出身の俳優チェ・ジョンウォンが、不倫相手疑惑をめぐる訴訟で勝訴したことを伝え、自身を告訴した男・A被告の通話録音の一部を公開した。
26日、チェ・ジョンウォンは自身のSNSを通じて、「最近オンライン上で提起されたさまざまな主張について、裁判所の控訴審判決によって事実関係が明確に確認された」とし、「A被告が拡散した『不倫相手』などの虚偽の主張は事実ではなく、A被告が配偶者に指示して広めさせた『チェ・ジョンウォンが金銭を要求し、会うことを求めた』という内容も虚偽である」と明らかにした。
あわせて、勝訴の判決文とともに「A被告の通話録音」と題した音声の一部も公開した。音声には、「訴訟になれば通常は3,000万〜4,000万ウォン(約320万〜420万円)程度だが、相手が元芸能人であれば1億ウォン(約1,100万円)まで引き出せると聞いた」といった趣旨の発言が記録されていた。
これについてチェ・ジョンウォンは、「2022年の民事訴訟を控えたA氏が、自身の妻に対し、私に関する名誉毀損を教唆する過程で交わされた会話の一部」だと説明している。

2023年1月、A氏は自身の妻がチェ・ジョンウォンと不倫関係にあったと主張し、録音記録と覚書を公開したうえで、チェ・ジョンウォンを相手取り、1億ウォン(約1,100万円)の損害賠償請求訴訟を提起した人物である。これに対しチェ・ジョンウォンは、「不倫関係ではない」と反論し、法的対応を続けてきた。
チェ・ジョンウォンは、「2審裁判所は、A被告の名誉毀損、名誉毀損教唆、脅迫の各容疑について、罰金300万ウォン(約32万円)の有罪判決を言い渡した」とし、「問題とされた食事の席は、知人同士の単なる会合に過ぎず、不適切な関係は存在しない」と説明した。
さらに25日、ソウル家庭法院で行われた損害賠償訴訟の1審でも勝訴したことを伝え、「長期間にわたる審理の末に下された裁判所の判断は、提起されていた不倫疑惑を認めなかった。私は『第三者の不倫相手』ではないという点が、判決によって明確に確認された」と強調した。そのうえで、「事実と異なる主張や無分別な推測によって、多くの誤解と二次被害が続いてきた」と訴えた。
また、「今後発生する二次被害、虚偽事実の流布、歪曲されたうわさについては、法的措置を取る方針だ」とし、「残っている手続きについても誠実に臨む」との姿勢を示した。
一方、A被告と妻・B氏の離婚訴訟においても、婚姻破綻の原因にチェ・ジョンウォンは含まれないとの判断が示されている。
19日、ソウル高等裁判所はA被告と妻・B氏の離婚訴訟の控訴審において、「B氏とチェ・ジョンウォンの関係は不貞行為に該当せず、婚姻破綻の責任は夫の強圧的な態度にある」と判断し、1審判決を取り消した。
控訴審裁判部は、「原告B氏とチェ・ジョンウォンが、単なる親交を超えて、貞操義務に反する程度の行為を行い、民法第840条第1号所定の不貞行為に該当すると認めることは困難である。むしろ、それに伴って生じた対立を解消する過程において、A被告が原告らに対して強圧的な態度に終始したことにより、婚姻関係が破綻に至ったとみるのが相当である」と判示した。
ただしA被告は、自身のSNSを通じてチェ・ジョンウォンに対する判決を不服として上告したことを明らかにし、「まだ確定判決ではなく、訴訟は継続中だ」と主張したうえで、「彼さえいなければ、自分の家庭は崩壊しなかった」との持論を改めて展開している。
さらにB氏との離婚訴訟についても、「大法院で100%破棄差戻しになるとみている」との見解を示した。













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