
コメディ界の大御所イ・サンヘが、自身の近況を公開した。
16日夜に放送されたMBNの教養番組『特ダネの世界(韓国語原題訳)』にイ・サンヘが出演し、再び飛躍を目指す姿が紹介された。
1964年に巡業劇団でデビューしたイ・サンヘは、スタンドアップコメディ界を代表する存在として知られる。コメディアンのイ・ヨンシクは「スラップスティックコメディでは第一人者だ」と評価し、キム・ハクレも「当時の人気は圧倒的で、現役の中でもトップクラスだ」と語り、その実績を称えた。
イ・サンヘは高校時代から人並み外れたユーモアセンスを持っていたという。「高校の校内紙に小さく俳優募集の告知が載っていて応募した。オーディションでは英語の歌をまともに歌えず落ちたと思っていたが、合格したからすぐ来るようにと言われた」と振り返り、芸能界入りのきっかけを明かした。
高校を中退して芸能界に進んだイ・サンヘは、その後コメディアンとして大きな成功を収めた一方、後悔も残っていると語った。「家では母が『芸人になるつもりなのか。家の恥だ』と強く反対した」と当時を振り返り、「先生が熱心に教えてくれていた時に勉強していれば、もっと違う人生もあったのではないか」と胸の内を明かした。

両親の反対を押し切り、コンビを組んでいたイ・サンハンとともに放送界へ進出したイ・サンヘは、多くの人気を集めた。故イ・ジュイルとともに軽快なコントで舞台を沸かせた当時について、「あの頃は舞台を席巻していた」と振り返り、充実していた時代を回顧した。
コメディアンとして成功を収めた後は、その経験を生かして事業にも進出し、成果を上げてきた。80歳を超えた現在も新たな挑戦を続けている。「この年齢になっても働かないわけにはいかない。飲食業は人と直接向き合える仕事で、芸能人にも向いている分野だと思う」と語った。
事業をめぐっては、後輩のキム・ハクレに助言を求めることもあったが、最終的には自身の判断を貫いた。「この世に楽なことはない。大変だからこそ人よりも努力しなければならない。商売に向き合う時は十代の気持ちで取り組んでいる。挑戦できること自体が幸せだ」と語った。
一方で、その挑戦は容易ではなく、後輩のイ・ヨンシクに悩みを打ち明ける場面もあった。「店をやればいろいろな人と出会えると思ったが、周囲からは無謀だと言われた」と明かした。これに対しイ・ヨンシクは「まずは奥さんの理解を得ることが大事だが、もし反対されたら『年齢を重ねるほど何もしないでいると衰えてしまう。一度やってみてもいいのではないか』と伝えれば、きっと背中を押してくれるはずだ」と助言した。

後輩の助言を受け、粘り強く説得を続けた結果、妻も理解を示すようになった。妻のキム・ヨンイムは、事業について具体的な計画を立てた上で、慎重に進めるよう求めた。これに対しイ・サンヘは安堵の表情を見せた。キム・ヨンイムは「年齢を重ねる中で、少しずつ考えを理解しようとしている。ただ、あまり焦らず進めてほしい」と語り、慎重な姿勢を示した。
イ・サンヘは「これから何をするのか、自分なりに計画を立てる必要がある。年齢を理由に何もできないと考えてしまえば、気力を失って前に進めなくなる。努力を続ければ結果につながるということを、若い世代に示したい」と語り、変わらぬ意欲を見せた。













コメント0