
ハナ証券は20日、YGエンターテインメント(YGエンタ)について、直近3四半期連続で大幅な業績サプライズを記録しており、BLACKPINKのワールドツアーが下半期の業績に反映されることから、引き続き「比重拡大」が必要だと分析した。
これを受け、目標株価を従来の12万ウォン(約1万2,651円)から13万ウォン(約1万3,708円)に引き上げ、投資判断「買い」を維持した。前営業日のYGエンタの終値は9万3,200ウォン(約9,827円)だった。
今年第2四半期のYGエンタの売上高は前年同期比11%増の1,004億ウォン(約105億8,680万8,667円)を記録し、営業利益は83億ウォン(約8億7,504万7,442円)で黒字転換した。営業利益は証券業界の予想値34億ウォン(約3億5,845万3,169円)を大きく上回った。
ハナ証券のイ・ギフン研究員は「目立った新譜がなかったものの、音源売上が第1四半期比で40億ウォン(約4億2,170万円)を上回った」とし、「これはBABYMONSTERの比重が急速に拡大した影響だ」と説明した。同研究員は「最も重要なのはBLACKPINKツアー関連の実績がまだ反映されていない点であり、下半期の業績期待感をさらに高める根拠となる」と強調した。
YGエンタの歴代最高MD売上は、BLACKPINKのワールドツアーが行われた2023年の約780億ウォン(約82億2,333万円)だった。ハナ証券は、YGエンタの直近3四半期の平均MD売上が227億ウォン(約23億9,320万2,041円)であり、BLACKPINKのツアーなしで達成された点に意義があると指摘した。
BLACKPINKは第3四半期、韓国・米国・欧州でスタジアムツアー15公演を行う予定であり、最大規模のポップアップストアが北京・上海を含む中国5都市で今月から約4週間開催される。
イ研究員は「下半期は歴代最高のMD売上が予想され、BLACKPINK、BABYMONSTER、TREASUREがそれぞれ1回ずつカムバックすることで、2023年に記録した四半期史上最高水準の営業利益(365億ウォン、約38億4,810万円)に迫る可能性がある」と述べた。
続けて「今年の予想営業利益は約670億ウォン(約70億6,363万円)だが、業績サプライズの可能性が非常に高い保守的な見通しと見ている。持続的な比重拡大を推奨する」と付け加えた。
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