韓国アイドルが音楽番組で着用した衣装で、赤十字社のロゴを無断使用…赤十字社が対応を要請

K-POPガールグループ「(G)I-DLE（アイドゥル）」が舞台衣装に大韓赤十字社のロゴを無断で使用したことが問題視されている。

(G)I-DLEは19日、KBS 2TVの「Music Bank」のステージにライフガードのコンセプト衣装を着用し登場した。

サマーダンス曲としてビーチのライフガードがコンセプトだったが、問題はその衣装に赤い十字の赤十字のマークが刻まれていたことだった。

大韓赤十字社組織法第25条（赤十字のマーク等の使用禁止）によれば「赤十字社、軍医療機関、または赤十字社からその使用の承認を受けた者以外は、事業用や宣伝用に白い背景に赤いギリシャ十字を表示した赤十字マーク、またはこれに類似したマークを使用してはならない」と明記されている。これを違反した場合、1000万ウォン（約112万円）以下の罰金が科される。

大韓赤十字社は(G)I-DLEの所属事務所からマーク使用に関する承認の問い合わせを受けたことはないとされている。大韓赤十字社の関係者は「故意ではなく、関連内容を認識せずに使用したようだ」とし、「関連内容を確認後、所属事務所に連絡して再発防止を要請する」と述べた。

大韓赤十字社は国内における赤十字のマークの無分別な使用について2006年から継続的に指摘してきた。

2020年からは当初100万ウォン（約11万2000円）以下だった罰金が1000万ウォン（約112万円）以下に大幅に引き上げ、大韓赤十字社組織法の改正が行われた。