メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

脳へのマイクロプラスチックの蓄積が「認知症」に影響か?他の臓器と比較して最大30倍の濃度

川田翔平 アクセス  

引用=アメリカ国立衛生研究所(NIH)公式サイトのキャプチャ

 最近、海外の研究チームによって、マイクロプラスチックが脳内に最も多く蓄積されるという研究結果が公開された。数年間に渡り研究目的の解剖を行った結果、脳で発見されたプラスチックの量は他の臓器と比較して最大30倍多かった。

25日(現地時間)CNNなどの報道によると、ニューメキシコ大学のマシュー・キャンペン薬学教授が率いる研究チームは、2016年から2024年までニューメキシコ州アルバカーキの検死所で採取された人間の肝臓、腎臓、脳の前頭葉皮質の剖検サンプルを分析した。その結果、脳から最も多いマイクロプラスチックが発見されたことが明らかになった。この研究結果はアメリカ国立衛生研究所(NIH)を通じて公開されており、まだ査読は行われていない。

研究チームは、過去8年間にわたって92体の遺体を研究した結果、すべての臓器でマイクロプラスチックの数値が増加していることを確認した。特にこの期間に脳から発見されるマイクロプラスチックの量は、約50%増加していた。脳から見つかったマイクロプラスチックの量は、肝臓や腎臓など他の臓器よりも最小7倍から最大30倍多かった。

 マイクロプラスチックは5mm〜1μm(マイクロメートル・1μmは100万分の1メートル)の非常に小さなプラスチックの粒を指す。このサイズより小さい1μm以下は「ナノ(Nano)プラスチック」と呼ばれる。ナノメートル(nm)は10億分の1メートルのサイズに相当する。

 マシュー・キャンペン教授は「平均年齢が45〜50歳の正常な人の脳組織で確認されたマイクロプラスチックの濃度は1グラムあたり4800μg(マイクログラム・100万分の1グラム)、脳重量基準で0.5%だった」と述べ、「2016年に解剖された脳サンプルと比較すると約50%高い数値であり、今日の私たちの脳は99.5%が本来の脳で残りはプラスチックであることを意味する」と語った。

 研究によると、脳組織から発見されたマイクロプラスチックは、他の臓器から発見されたマイクロプラスチックよりもサイズが小さいことがわかった。キャンペン教授は「脳は長さが100〜200nmの非常に小さなナノ構造を引き寄せ、長さが1〜5μm程度のより大きな粒子は肝臓や腎臓に流入した」と付け加えた。

 また、研究チームはプラスチックが脂肪を好み、私たちが摂取する脂肪と共に血液を通じて臓器に流れていると分析した。人間の脳は重量基準で約60%が脂肪であり、他のどの臓器よりも脂肪を多く必要とする。そのため、脳でプラスチックがさらに多く発見されたと説明している。

 キャンペン教授は「アルツハイマーを含む認知症で亡くなった人々の脳サンプル12個を調べた結果、健康な脳よりも10倍多くのプラスチックが含まれていた」と述べ、脳内のマイクロプラスチックの増加が、認知症発症率の増加と関連があると主張した。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 国際社会の非難噴出も…米・イスラエル関係は「鉄壁」ルビオ国務長官、ネタニヤフ首相と会談し“揺るぎない支持”を示す
  • トランプ氏、訪英中に米英「技術パートナーシップ」締結へ…“先端技術同盟強化”で世界のテック勢力図に波紋
  • イラン、安全保障当局が「IAEA査察再開」を承認…欧州が“制裁復活”なら即中止
  • 「民主主義を返せ!」トルコで5万人が“野党弾圧”に抗議!抑圧統治に反政府の波が激化
  • 「総人口の約3割」が高齢者に!労働力不足との財政負担の二重苦が日本を襲う
  • 「生きるために祖国を捨てる」...ウクライナ若者が国外へ“脱出ラッシュ”!ポーランド国境に長蛇の列

こんな記事も読まれています

  • 【スクープ】ポルシェ「カイエン・クーペEVターボGT」目撃!総出力1,000馬力超で2026年以降登場へ
  • 【ホンダ】ジャパンモビリティショー2025で「ホンダ0シリーズ」初公開…サルーン&SUVプロトタイプ登場
  • 【トヨタ】RAV4&ランドクルーザー派生の新型EV SUV…米ケンタッキー工場で生産、2027年までに投入
  • ボルボCEO警告「中国EV攻勢で欧米ブランドは一部消える」…完全EV化計画を修正しつつも“電動化は不可逆”
  • 国際社会の非難噴出も…米・イスラエル関係は「鉄壁」ルビオ国務長官、ネタニヤフ首相と会談し“揺るぎない支持”を示す
  • トランプ氏、訪英中に米英「技術パートナーシップ」締結へ…“先端技術同盟強化”で世界のテック勢力図に波紋
  • 「0.1秒で都市が消える」…冷戦が生んだマッハ3超巨大爆撃機XB-70ヴァルキリーの狂気と悲劇
  • イラン、安全保障当局が「IAEA査察再開」を承認…欧州が“制裁復活”なら即中止

こんな記事も読まれています

  • 【スクープ】ポルシェ「カイエン・クーペEVターボGT」目撃!総出力1,000馬力超で2026年以降登場へ
  • 【ホンダ】ジャパンモビリティショー2025で「ホンダ0シリーズ」初公開…サルーン&SUVプロトタイプ登場
  • 【トヨタ】RAV4&ランドクルーザー派生の新型EV SUV…米ケンタッキー工場で生産、2027年までに投入
  • ボルボCEO警告「中国EV攻勢で欧米ブランドは一部消える」…完全EV化計画を修正しつつも“電動化は不可逆”
  • 国際社会の非難噴出も…米・イスラエル関係は「鉄壁」ルビオ国務長官、ネタニヤフ首相と会談し“揺るぎない支持”を示す
  • トランプ氏、訪英中に米英「技術パートナーシップ」締結へ…“先端技術同盟強化”で世界のテック勢力図に波紋
  • 「0.1秒で都市が消える」…冷戦が生んだマッハ3超巨大爆撃機XB-70ヴァルキリーの狂気と悲劇
  • イラン、安全保障当局が「IAEA査察再開」を承認…欧州が“制裁復活”なら即中止

おすすめニュース

  • 1
    「鳥肌が立つほど嬉しかった」チャ・テヒョン、親友ジョングクの結婚に感涙告白

    エンタメ 

  • 2
    パク・ジニョン、大統領直属ポスト就任!2PMウヨン「兄さんは偉大すぎる」

    エンタメ 

  • 3
    「私の夫に間違いない」パク・ボム、またもやイ・ミンホに執着投稿

    エンタメ 

  • 4
    「今日もやったぞ!」悪戯っ子ポメプー、悪さをしたあとの「勝ち誇りスマイル」が反則級のかわいさ

    フォトニュース 

  • 5
    「午前5時にメッセージ!?」NCT・チョンロ、ワールドツアー中でも止まらない料理への情熱

    smartnews 

話題

  • 1
    HYBE新星CORTIS、音盤・音源チャート席巻で世界から注目…デビューアルバムで初動売上歴代4位

    smartnews 

  • 2
    日本トップ声優夫婦、結婚5年で離婚を発表…理由は生活リズムの違い?突然の報告に驚きの声

    smartnews 

  • 3
    SEVENTEENライブでハプニング発生、花火が客席に…負傷者2名 事務所が声明を発表

    smartnews 

  • 4
    【NZ惨劇】幼い兄妹を殺害しスーツケース遺棄…韓国人母親が「精神異常」を理由に無罪主張

    トレンド 

  • 5
    大人気グループ・IVE、ロッキンフェス2025出陣!完璧なライブと情熱的なパフォーマンスで世界フェスを席巻

    smartnews 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]