メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

あなたの「何気ない習慣」ががんリスクを高めている?長時間座位と熱い飲み物の意外な関係性が明らかに

有馬侑之介 アクセス  

毎年2月4日は、国際がん予防連合ががんへの意識向上と患者支援のために定めた「世界がんの日」だ。

統計庁が昨年10月に発表した死因統計によると、2023年にがんで亡くなった人は計85,271人で、国内全体の死者の24.2%を占めた。がんは統計集計開始以来、41年連続で死因のトップとなっている。このような状況において、日常の小さな習慣改善ががん予防に効果的な可能性がある。

最近、英国スポーツ医学ジャーナルに掲載された研究では、女性約13万1000人を含む76件の研究データを総合分析した結果、身体活動レベルが高いほど乳がんリスクが低下することが明らかになった。特に、長時間座り続けると乳がんリスクが最大104%も上昇する恐れがあるという。

また、座っている時間が長いほど大腸がんリスクが高まることも判明している。2022年5月、韓国医学会の国際学術誌に掲載された研究によれば、身体活動を増やし、座位時間を減らすことで、大腸がん発症リスクを下げられる可能性があると報告されている。

特に、長時間座る習慣があり、運動不足の人は大腸がんリスクが高まることが示された。この傾向は、1日10時間以上座っている人と、少なくとも1つの身体活動を行っている人を比較した際に顕著だった。

さらに、熱い飲み物が食道粘膜に物理的ダメージを与え、食道がんリスクを高める可能性も明らかになっている。2022年8月、英ケンブリッジ大学医学部が英国とフィンランドで実施した研究では、58万人以上の遺伝データを分析した結果、コーヒー摂取量を50%増やすと、食道がん発症リスクが2.8倍に跳ね上がることが判明した。特に、熱いコーヒー(約65度以上)との関連が強く、熱いコーヒーを常飲する人は食道がんリスクが5.5倍に増加することがわかった。

WHO(世界保健機関)傘下の国際がん研究機関は2016年、65度以上の熱い飲み物を「グループ2A」(ヒトに対して発がん性がある可能性が高い)発がん物質に分類した。飲み物の温度が65度を超えると食道粘膜へのダメージリスクが高まり、食道がんの発生率が上昇するため、熱い飲み物を摂取する際には注意が必要だと警告している。

韓国の国立がんセンター家庭医学科のカン・ウンギョ教授は「禁煙や健康的な食生活、継続的な運動ががん予防において非常に重要だ」とし、「遺伝的要因ががん発生リスクを高めるのは確かだが、家族歴よりも不健康な生活習慣のほうが、がん発症リスクをより高める可能性がある」と語っている。

有馬侑之介
arimay@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ヒント] ランキング

  • 「幼少期の腸内細菌が将来の不安とうつを左右する!」UCLA研究が明らかにした、腸と脳の驚きの関連性
  • 【衝撃】白髪は“がん細胞”と戦った証?東大研究「髪の色を犠牲にした体の防衛反応」
  • 「食前vs食後」脂肪と血糖値に効く、最強の“お散歩タイミング”とは?
  • 【衝撃】運動後の意外な副作用!“口内の金属味”から“肛門出血”まで...体が知らせてくれる7つのサインとは
  • 「知らぬ間に骨がスカスカ」...50代から急増する“骨粗鬆症”、今すぐできる“予防習慣”とは?
  • 「知らずに飲むと危険!」賞味期限を過ぎた水に含まれる“見えない毒”の恐怖

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 「1歳の我が子にタトゥー」…賞金のために赤ちゃんを犠牲にした“最悪の親”に世界が激怒
  • 「忠誠の象徴が逃げた」北朝鮮代表団の通訳が亡命、金正恩体制に広がる“静かな崩壊”
  • “無害なはずのサメ”が牙をむいた…イスラエル沖で初の死亡事故、科学界に衝撃
  • 「公園に集う親たち」“結婚しない子ども”に焦る…中国で広がる“相親角”という現実

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • 「1歳の我が子にタトゥー」…賞金のために赤ちゃんを犠牲にした“最悪の親”に世界が激怒
  • 「忠誠の象徴が逃げた」北朝鮮代表団の通訳が亡命、金正恩体制に広がる“静かな崩壊”
  • “無害なはずのサメ”が牙をむいた…イスラエル沖で初の死亡事故、科学界に衝撃
  • 「公園に集う親たち」“結婚しない子ども”に焦る…中国で広がる“相親角”という現実

おすすめニュース

  • 1
    【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始

    モビリティー 

  • 2
    【いかれた恋心】愛人のために妻を7度毒殺しようと…息子まで巻き込んだ“狂気の父”を逮捕

    トレンド 

  • 3
    「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露

    フォトニュース 

  • 4
    「会計が遅すぎる!」20代女が他の客をナイフで刺す…米ショッピングモールで衝撃事件

    トレンド 

  • 5
    ダイハツ、伝説の「ミゼット」復活…電動時代に小さな革命が始まる

    フォトニュース 

話題

  • 1
    クマと闘った60代男性、奇跡の生還…「妻を守るため」全身で挑んだ“壮絶な死闘”の全貌

    トレンド 

  • 2
    「歩道の段差につまずいただけで11億円!?」転倒事故の女性に異例の賠償金、アメリカで波紋広がる

    トレンド 

  • 3
    「もう二度と働かない」と退職した男、1年半後に“出勤”を決意した理由

    トレンド 

  • 4
    「おやつ買って!」かわいくお願いしてきた“あの子”を、家族に迎えるまでの物語

    フォトニュース 

  • 5
    「テスラ、完全自動運転の野望崩壊」...自動運転ゼロの“サイバーキャブ”、価格戦略と安全規制の狭間で揺れる!

    IT・テック