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2025年05月13日火曜日
ホームライフスタイル久しぶりのランニングでなぜかすねが痛い…春の運動再開でよくある「前脛骨筋トラブル」の原因と即効ストレッチ法

久しぶりのランニングでなぜかすねが痛い…春の運動再開でよくある「前脛骨筋トラブル」の原因と即効ストレッチ法

引用:クリップアートコリア
引用:クリップアートコリア

暖かくなり、登山やランニングなどの屋外活動をする人が増えた。久しぶりに体を動かそうと運動したところ、足の裏とふくらはぎは問題ないのに、なぜかすねが痛む場合がある。

それは、すね周辺にある前脛骨筋に負担がかかったせいかもしれない。前脛骨筋は、膝の下から足首を通り足の裏までつながる筋肉で、歩行に不可欠だ。▲つま先を体側に引き寄せる、▲足首を動かす、▲足を地面に固定する、▲立位時のバランスを維持させるなど、様々な機能を果たす。前脛骨筋の痛みは、痛む部位を押すとさらに悪化する。重症の場合、足首や親指まで痛みが広がることもある。

普段運動をしない人が突然運動すると、前脛骨筋の痛みを経験しやすい。前脛骨筋は、準備運動なしに走ったり、通常より速く歩いたりすると過度に緊張するためだ。足首が足の甲の方に折れるような傾斜地を長時間無理に登っても、前脛骨筋が過度に収縮し痛みを感じることがある。定期的に運動している人の場合、靴のクッション性能が低下することで、前脛骨筋の痛みの原因となることもある。硬い靴で長時間歩くと、かかとを通じて前脛骨筋に持続的な衝撃が加わるからだ。

前脛骨筋の痛みはストレッチで緩和できる。壁に背中とお尻をつけてまっすぐ立ち、かかとを地面につけたまま、つま先を上げ下げする動作を10回ほどゆっくり繰り返す。ストレッチ中は膝を曲げないよう注意する。前脛骨筋は足裏のアーチの内側まで連結しているため、アーチ部分のマッサージも前脛骨筋をほぐすのに効果的だ。

一方、ストレッチ後に休息を取っても痛みが2週間以上続く場合は、医療機関の受診が望ましい。稀に疲労骨折している可能性があるためだ。疲労骨折は、筋肉が衝撃を吸収しきれず骨に微細なひびが入っている状態を指す。放置すると治癒が遅れるため、医師の診断を受け、状態を確認する必要がある。

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