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2025年06月22日日曜日
ホームライフスタイル「充電完了後すぐ抜く」が命綱!コードレス扇風機のリチウム電池爆発で韓国消防庁が緊急警告

「充電完了後すぐ抜く」が命綱!コードレス扇風機のリチウム電池爆発で韓国消防庁が緊急警告

引用:大邱消防本部
引用:大邱消防本部

夏の猛暑が本格化する中、扇風機など冷房機器の使用が増加し、それに伴う火災事故も相次いで発生している。これにより、より一層の注意が求められている。

16日午前1時6分頃、韓国の大邱市(テグ市)・中区・南山洞(ナムサン洞)のマンション18階で、充電中だったコードレス扇風機用リチウムイオン電池が爆発する事故が発生した。

火災は居住者が消火器を使用し11分ほどで鎮火したが、この事故により室内にいた40代の女性A氏と50代のB氏がそれぞれ2度の火傷を負い、治療を受けているという。

消防当局は、長時間の充電によって電池が過熱し爆発してた可能性があるとみて、正確な出火原因を調査中である。

扇風機・エアコンの火災、4年で1.4倍・1.8倍に増加

韓国の行政安全部によると、2020年から2024年までに発生した扇風機による火災は合計561件で、2020年の91件から2024年には143件へと約1.4倍に増加したという。エアコンによる火災も同期間に1,429件発生し、2020年の221件から2024年には387件へと約1.8倍に増えた。

月別では、暑さが始まる6月(210件)以降、冷房機器に関する火災が増加し、猛暑がピークとなる8月(643件)に最も多く発生していることが明らかになった。また、火災の主な原因は、扇風機では66%、エアコンでは79%が電気接触不良などの電気的要因によるものだった。

リチウムイオン電池の火災も増加傾向

夏の必需品となったコードレス扇風機にはリチウムイオン電池が使用されており、特に注意が必要だとされている。コードレス扇風機のほか、モバイルバッテリーや電動自転車など、リチウムイオン電池を使用した製品の普及に伴って関連火災も増加していると伝えられた。

韓国の消防庁によると、2019年から2023年の間にリチウムイオン電池による火災は合計612件発生したという。消防庁は、充電が完了したらすぐに電源から外すなど、使用時の注意を促している。

一方、行政安全部は扇風機の火災を防ぐため、以下の点に注意を促している。コードが重い物の下敷きになったり、折れ曲がったりして損傷しないよう注意すること。扇風機を引きずって電源コードが引っ張られないようにすること。また、コードに損傷がないか事前に確認し、電力消費が大きくなって機器が過熱する可能性があるため、できるだけ高出力対応のコンセントを使用するよう呼びかけている。

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