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子ども時代の“ぼっち経験”が認知症に直結…中国の超大規模調査が示した不都合な真実

岸田健一郎 アクセス  

 引用:iclickart*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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高齢期に進行する認知機能低下や認知症発症の原因が、幼少期から始まる可能性があるという研究結果が明らかになり、注目を集めている。幼い頃に経験する「孤独」が認知機能低下を進行させ、50歳以上の人における認知症リスクを急激に高めるというのである。

17日(現地時間)、英紙デイリーメールによると、米ハーバード大学、ボストン大学、中国の首都医科大学などを含む米・豪・中の科学者たちが共同で実施した実験を通じ、このような研究結論が導き出された。

この研究結果は、米国医師会が発行する国際学術誌「JAMA Network Open」に掲載された。

研究チームは、中国の全国大規模縦断研究データ「China Health and Retirement Longitudinal Study」を用い、45歳以上の成人1万3,592人(平均年齢58.3歳)の集団を対象に、2011年6月から2018年12月までの7年間にわたり追跡観察を行った。

研究に参加した対象者は、反復的な認知検査を通じて、幼少期の孤独経験の有無、成人期の認知機能、認知症発症の有無を総合的に評価された。

研究の結果、幼少期の孤独と認知症リスクの増加の間に直接的な関連性があることが明らかになった。

17歳以前に孤独を頻繁に感じていた集団は、そうでない集団に比べ認知機能の低下速度が速かった。幼い頃、親しい友人がいないなど孤独を経験した人は、高齢期に認知症を発症する危険性が約41%高かった。これは性別、年齢、教育水準、幼少期の社会経済的背景などの要因を補正した後でも一貫して認められた。

成人期に孤独を感じない人であっても、幼少期に孤独を経験した人は、認知症リスクとの関連性が依然として高いことが分かった。これは幼少期の「孤独」体験が脳に直接的かつ持続的な傷跡を残す可能性があることを意味している。

専門家らは「幼少期は脳が急速に発達し、損傷のリスクも非常に高い」とし、「幼年期の『孤独』のトラウマが、その後の脳発達過程に長期的な影響を及ぼし、ストレス反応や社会的相互作用、認知刺激などに一貫して否定的な結果をもたらす可能性がある」と述べた。

続けて「正確なメカニズムはまだ不明だが、孤独が慢性的なストレス要因として作用し、発達中の脳に有害なホルモンを流し、主要な記憶センターを損傷させる可能性がある」と説明した。

一方、2024年に高齢者1万人を対象とした研究では、貧困、破壊的な家庭環境、依存症の親など、幼少期の特定の困難が高齢期の認知機能低下と直接的な関連性を持つことが示されている。

岸田健一郎
kishidak@kangnamtimes.jp

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