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「車の進化と多様化」セダンからSUV、CUV、そして未来へ――乗り物の形が変わる歴史と現代の顔

川田翔平 アクセス  

引用=朝鮮日報(1968年8月6日)

車の種類は、用途や形により非常に多様である。用途の面では、一般的な形をした乗用車の他に、主にレジャーやレクリエーション活動で使用されるRV(Recreational Vehicle)、RVにドライビング機能を強化させたSUV(Sport Utility Vehicle)、様々な形の利点を活かしたフュージョン型のCUV(Crossover Utility Vehicle)、都市での生活やレジャー活動を両方とも楽しむことのできるマルチ機能のMPV(Multi-Purpose Vehicle)に分けられる。

現在は、購入者10人中7人がSUVを買うといわれているだけあって、SUVが主流の時代だ。トラックと乗用車の利点を組み合わせた形となっている。モハベやパリセードなどの車種である。

CUVにはソウルやレイ、ヴェニューなどが該当する。基盤となるのは乗用車の車体のため、SUVよりはサイズが小さく、MPVにはカーニバルやスタリアがある。RVはレジャー用の車を指すが、レジャーを含む様々な用途の車を広義に、RVとして分類したりもするという。

しかし、利点を組み合わせて車が作られるようになり始めてから、次第にその境界線が曖昧になっているため、車を分類することはあまり意味がない。

乗用車の一般的な形はセダンである。自動車が誕生する前まで、移動手段は馬車や駕籠(かご)であった。セダンはフランスのスダン地域で中世の貴族が乗っていた駕籠から由来する言葉だという説が有力である。駕籠は外からは見えず、箱のような形をしているが、セダンがまさにそのような形なのだ。

朝鮮戦争後、韓国でよく使用されていた車は、米軍が軍用として使っていたジープだ。最初に誕生した5人乗りの韓国産乗用車「シバル」は、米軍のジープエンジンを用いて作られた車だという。セダン型で作られた韓国初の乗用車は、日本の部品を輸入して組み立てた「セナラ」だった。

韓国の自動車製造技術も次第に発展していった。1955年にキム・ジェウォンとキム・チャンウォン兄弟が釜山(プサン)全浦洞(ジョンポドン)に設立した韓国GMの前身である新進自動車は、初期の自動車産業の基盤を築いた企業である。

技術と資本が不足していたため、素手で自動車を作ったと言っても過言ではない。新進は1962年に25人乗りのマイクロバスを発表し、韓国自動車産業の先駆者となった。そして、1965年にセナラ自動車を買収し、翌年に日本のトヨタと提携して「コロナ」乗用車を生産したのだ。

ジープとセダンのみだった車の形は、徐々に多様化し始めた。初めはほぼ全面的に日本やアメリカの技術に依存していたという。RVやSUVが誕生する前には、ワゴン型の車があった。新進自動車は、コロナに続いてトヨタの「パブリカ」を1967年から1971年まで生産した。そして、ワゴン型のパブリカも製造し、これが韓国初のワゴンであったという。

ワゴンは、荷物を積むことができる馬車を意味する。ワゴン乗用車は、トランクの部分を拡大して荷物を多く積むことができるようにした車である。基盤がセダンであるため、車高が高いSUVとは異なる見た目だが、レジャー用や貨物輸送用として使用することができるのだ。パブリカワゴンを最初のワゴンと名付ける点においては、異論が挙がるかもしれない。ジープではなく、長い形をした9人乗りのワゴン型「ニューシバル」が1957年に発売されたからだ。

その後もワゴンの形をした乗用車が何度か作られたが、何故か大好評を博すことはできなかった。ポニー、ステラ、プライド、ヌビラがセダンと共にワゴンも作り出し、アバンテツーリングもワゴンに属するという。最近、発表された現代自動車のi30とi40もワゴン型である。ワゴン車が連続で失敗作として終わったため、韓国市場は「ワゴンの墓場」と呼ばれているという。

理由は様々だろう。数十年前までは、自動車を利用したキャンプが活発化していなかったからだと考えられる。ワゴンは長い分、セダンよりも価格が高く、燃費も低いのだ。荷物車というイメージが強く、高級感がないため、わざわざワゴンを選ぶ理由がないのだろう。現在はSUVがレジャー用自動車市場を占めており、ここに隙はまったくないようだ。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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