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「バターvsマーガリン論争」に新知見!英・蘭共同研究で判明「日常量では心臓リスクなし」

梶原圭介 アクセス  

バターはマーガリンより体に良い?…「加工食品の悪魔化」が生んだ誤解

パーム油・マーガリンなどを多く含む食事を6週間続けた結果

コレステロールや中性脂肪など、心血管への悪影響は確認されず

「トランス脂肪の代替であれば、日常的な摂取に問題なし」

引用:Pixabay*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:Pixabay*この画像は記事の内容と一切関係ありません

パンやマーガリン、スプレッドなど、日常的な食品に広く使用されている「加工硬化脂肪」が、一般的な摂取レベルでは心臓の健康に大きな影響を与えないという研究結果が発表された。

英国キングス・カレッジ・ロンドン(King’s College London)とオランダ・マーストリヒト大学の共同研究チームは、この内容を含む研究結果を17日(現地時間)、国際学術誌「アメリカ臨床栄養学ジャーナル(American Journal of Clinical Nutrition)」に発表した。

研究対象となった脂肪は「エステル化脂肪(Interesterified Fat、IE脂肪)」である。これはパーム油に由来するパルミチン酸や、他の植物性油脂に由来するステアリン酸を多く含む脂肪を加工したものである。食品業界では、かつて心臓の健康に悪影響を及ぼすとされたトランス脂肪や動物性脂肪の代替として、この技術が用いられてきた。

研究チームは健康な成人47人を対象に「二重盲検法による無作為交差試験」を実施した。これは、参加者も研究者も試験期間中にどの種類の脂肪を摂取しているかを知らないように設計された方法である。参加者たちはそれぞれ6週間ずつ、異なる2種類の食事プランに従った。食事には、パルミチン酸を多く含むエステル化脂肪、またはステアリン酸を多く含むエステル化脂肪を使用したマフィンとスプレッドが含まれ、これは1日のエネルギー摂取量の約10%に相当した。

研究チームは、参加者のコレステロール、中性脂肪、インスリン感受性、肝脂肪、炎症値、血管機能など、さまざまな心血管代謝健康指標を評価した。その結果、2種類の脂肪を摂取した期間の間で、血中コレステロールや中性脂肪の数値に有意な差は認められなかった。心血管リスクの主要な指標である「総コレステロール/HDL(善玉)コレステロール比」も同様だった。炎症、インスリン抵抗性、肝脂肪、血管機能においても悪影響は確認されなかった。

研究に参加したキングス・カレッジ・ロンドンの栄養科学教授サラ・ベリー氏は、「すべての加工食品を悪とみなす風潮の中で、今回の研究は“『すべての加工食品が私たちに悪いわけではない』という点を強調している」と述べた。彼女はまた、「エステル化のプロセスは、有害なトランス脂肪に代わる硬化脂肪を生成できる技術であり、これによりメーカーは食品中の飽和脂肪含有量を減らすことができる」と説明し、「食品加工への過度な懸念が広がる現状において、時宜を得た研究といえる」と評価した。

筆頭著者のウェンディ・ホール教授も「マーガリン、ペイストリー、菓子類などの加工食品に広く使用されているこれらの脂肪が、日常の食生活における一般的な摂取量の範囲であれば、心血管の健康に悪影響を与える可能性は低いことを示す安心できる証拠だ」と述べた。

ただし研究チームは、今回の試験は6週間にわたって行われたもので、コレステロールなどの変化を検出するには十分だが、長期的な影響を評価するにはさらなる研究が必要であると付け加えた。今回の研究は、マレーシア・パーム油委員会(Malaysian Palm Oil Board)の支援を受けて実施された。

梶原圭介
CP-2023-0188@fastviewkorea.com

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