
子どもの頃、料理に入ったネギをよけて食べていた人も少なくない。だが、その習慣を大人になっても続けると健康面では損をする可能性がある。野菜や果物には、体の酸化(老化や細胞ダメージ)を抑える抗酸化成分が多く含まれている。
特に中高年以降は、生野菜を意識して摂ることが大切だ。なかでも、玉ねぎ、にんにく、長ネギ、ニラなどのユリ科野菜は健康効果が高いとされる。焼き肉や脂の多い肉料理に玉ねぎやにんにくを添えるのにも、科学的な理由がある。
ラーメンにネギをたっぷり入れると…
麺類や肉料理に長ネギを加えると、脂質やコレステロールの吸収を抑える助けになる。ネギに多く含まれるアリシンには、血行促進や免疫力維持を助ける働きがあるとされる。
切ってから時間がたつと成分が減りやすいため、食べる直前に切るのが望ましい。また、食物繊維やβカロテンも豊富で、血糖コントロールにも役立つ。世界がん研究基金(WCRF)によると、ネギや玉ねぎ、にんにくなどのユリ科野菜は胃がんリスク低下との関連も指摘されている。
雑穀ご飯が苦手なら、もやしも選択肢
雑穀ご飯が苦手な人には、もやしも手軽な代替食材になる。豆由来の栄養と野菜の特長をあわせ持ち、食物繊維も多いため、血糖値の上昇を緩やかにする助けになる。さらに、大豆たんぱく質に加え、発芽過程でビタミンCも増える。血圧対策に役立つペプチド、神経の安定や集中力維持に関係するGABA、更年期対策でも知られるイソフラボンも含まれる。
肉料理に玉ねぎが良い理由…ご飯にも有効
ラーメン、うどん、パンなど白い小麦粉食品は、食べ過ぎると血糖値が急上昇しやすい。炭水化物を食べる前に、野菜やたんぱく質(卵、肉、魚など)を先に食べると、血糖値上昇を抑えやすくなる。
特に玉ねぎにはクロムが含まれ、糖の代謝を助ける働きが期待される。脂の多い肉料理と一緒に食べれば、脂質摂取の負担軽減にもつながる。
麺だけ急いで食べる習慣は危険
ラーメンや麺類を、具を残して麺だけ急いで食べる習慣はおすすめできない。炭水化物が一気に体へ入ると、消化吸収が早まり、血糖値が急上昇しやすくなる。
野菜の食物繊維や卵などのたんぱく質を一緒に摂れば、そのリスクを抑えやすい。血糖値の急上昇が続くと脂肪が蓄積しやすくなり、体重増加にもつながる。
健康維持には日々の食習慣が何より重要だ。野菜が苦手でも、薬のように食べる意識を持つことが大切かもしれない。














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