メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「これは“電気の皮”をかぶった“悪魔のレイアウト”? 」初の四駆ケイマン、ポルシェが手放せなかった“走りの快感”とは

山田雅彦 アクセス  

ポルシェ・ケイマンEVのテスト車両をキャッチ

初の4WDケイマンも予告

従来の走行フィール再現に全力投入

引用:Carscoops
引用:Carscoops

ポルシェはブランドの伝統を守りながら、電動化の波に本格的に乗り出している。その中核となるのが、純電気自動車として生まれ変わる次世代ケイマンだ。最近、ニュルブルクリンク周辺で目撃されたテスト車両によって、新型ケイマンの全体像が明らかになりつつあり、EV時代におけるポルシェの競争力を示す象徴的なモデルとなっている。

今回のケイマンは、ポルシェ初の純EV2シータークーペであり、内燃機関を完全に廃したことでも注目されている。外観は従来モデルのシルエットを継承しつつ、細部は電気自動車ならではの構造に合わせて最適化されている。

引用:Carscoops
引用:Carscoops

馴染みあるフォルムに

刷新された内部構造

ケイマン・エレクトリックは内燃機関モデルと同様のバランスの取れたプロポーションを維持している。鋭く落ちるノーズラインやファストバック形状のリアは、ミッドシップスポーツならではの美しさを保つ。フロントには911 GTS ハイブリッドから流用されたアクティブクーリングスラットが搭載され、リアにはリフトバック式ハッチと連動するアクティブスポイラーも備わる。

充電ポートはリアバンパー中央に縦向きに配置されており、800ボルトアーキテクチャに基づく高電圧システムの採用が見込まれる。これにより、急速充電と高性能走行の両立が期待される。前後のトランクスペースも確保され、日常使いにも対応する実用性が維持される見通しだ。

デザイン面では、2021年に公開された『ミッションR』の要素が随所に取り入れられている。カモフラージュ越しに見えるウィンドウラインやエアインテークは、よりアグレッシブなスタンスを印象付け、EVスポーツカーとしての存在感を強調する。これは単なる進化にとどまらず、新時代のポルシェ像を明確に打ち出す挑戦だ。

引用:Carscoops
引用:Carscoops

初の四輪駆動モデル

“あの感覚”の再現に全力

パワートレインは後輪駆動のシングルモーター仕様に加え、前後モーターによる四輪駆動仕様もラインナップされる予定だ。ケイマンにAWDが導入されるのは初で、より多様なニーズに対応する構成となる。

一方で、最大の課題は走行フィールの再現にある。EV特有の重量やバッテリー配置による重心変化は、従来モデルが持っていた軽快なハンドリングやフィードバックとのギャップを生む要因となる。この課題の克服が難航し、発表が遅れたとも言われている。ミッドシップスポーツとしてのキャラクターをいかに維持するかが、開発陣の腕の見せどころとなる。

ケイマンは世界的に高い人気を誇るが、欧州市場ではサイバーセキュリティ規制の影響で内燃機関モデルの販売が一時停止されるなど、法的環境の変化も電動化を後押ししている。

新型ケイマンEVがポルシェらしさをどう表現し、新たな価値を提示できるのか。世界のスポーツカーファンと業界関係者の視線が注がれている。

山田雅彦
yamadam@kangnamtimes.jp

コメント0

300

コメント0

[モビリティー] ランキング

  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「アウディ×バイエルン」23年の絆が走り出す…RS e-tron GTが導く“電動の未来と情熱の共鳴”
  • 【JMS2025】日産「サクラ」が太陽光で一年間最大3,000km!“自ら充電する”軽EVへ進化
  • 「BMW iX3旋風?」…6週間で3,000台突破!ノイエクラッセ時代の幕開け
  • 【衝撃】日産「フェアレディZ NISMO」中国投入へ…“日本の魂”が海を渡る
  • アストンマーティン、フロリダに「超豪華レジデンス」建設…マイアミ・東京に続く“第3の舞台”

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • タイタニック号「一等船客名簿」が競売へ…113年ぶりに姿現した遺品、その落札額は?
  • 「使い捨て容器を再使用」…インド鉄道で発覚した“衛生崩壊”、国民の怒りが止まらない
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ

こんな記事も読まれています

  • 「MINI×ポール・スミス」27年の絆が再び東京で結実…特別エディションが世界初公開
  • 【ロータリー再生】マツダ「VISION Xシリーズ」、魂動デザインと510馬力PHEVが示す未来
  • 【再起×進化】エルグランド新章&パトロール復活…日産がモビリティショーで反撃開始
  • 「移動」を再定義するトヨタ、空・家・AIをつなぐ新コンセプト披露
  • タイタニック号「一等船客名簿」が競売へ…113年ぶりに姿現した遺品、その落札額は?
  • 「使い捨て容器を再使用」…インド鉄道で発覚した“衛生崩壊”、国民の怒りが止まらない
  • 信頼を裏切る“最低の犯罪”…登録者60万人の人気YouTuber、児童ポルノ所持で逮捕
  • 「未知のDNAが30%」…メキシコで公開された“宇宙人ミイラ”、人類の常識が揺らぐ

おすすめニュース

  • 1
    「6年連れ添った夫婦が親族だった⁉︎」台湾で発覚した“まさかの血縁婚”、愛は法に阻まれた

    トレンド 

  • 2
    「神の金が消えた」…ヒンドゥー教最大の聖地で発覚した“信仰の裏切り”

    トレンド 

  • 3
    「1歳の我が子にタトゥー」…賞金のために赤ちゃんを犠牲にした“最悪の親”に世界が激怒

    トレンド 

  • 4
    「忠誠の象徴が逃げた」北朝鮮代表団の通訳が亡命、金正恩体制に広がる“静かな崩壊”

    ニュース 

  • 5
    “無害なはずのサメ”が牙をむいた…イスラエル沖で初の死亡事故、科学界に衝撃

    トレンド 

話題

  • 1
    「公園に集う親たち」“結婚しない子ども”に焦る…中国で広がる“相親角”という現実

    トレンド 

  • 2
    「秋になると髪が抜ける?」…それ、病気じゃなく“季節性脱毛”かもしれない

    トレンド 

  • 3
    「耳のないウサギ」に届いた“やさしい奇跡”…農夫がかぎ針で編んだ“愛の耳”が話題に

    トレンド 

  • 4
    「寝室の明かり」が心臓に負担をかける?女性や若い世代で影響が大きい傾向、最新研究が報告

    ライフスタイル 

  • 5
    「もうひとりじゃないよ」…母を失った子ザルを包み込んだ妊娠中の犬、その優しさに世界が涙

    フォトニュース