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フォルクスワーゲン、EV戦略を大転換!「好かれる自動車」へデザインとブランドを再構築

山田雅彦 アクセス  

● フォルクスワーゲン、次世代EVのデザインとブランディング方針を修正
● 冷蔵庫や宇宙船ではなく「親しまれる自動車」を目指す
● 短いボンネットや長いフロントガラスなど過去の反省を踏まえ、実用性を重視
● 「ID」ネーミング体系を廃止し、伝統的なモデル名への回帰
● 米国市場での不振を挽回するため、アクセシビリティと好感度を戦略の核心に設定

引用:フォルクスワーゲン
引用:フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンは電気自動車(EV)戦略を全面的に見直し、「好かれる自動車」の開発に軸足を移す。デザイン総責任者のアンドレアス・ミント氏は、ドイツの自動車誌『アウト・モーター・ウント・シュポルト』とのインタビューで「EVはすでに初期採用者の段階を終え、大衆化に入った」と語り、「冷蔵庫や宇宙船のような異質な存在ではなく、人々に親しまれる本物の自動車を作るべき時だ」と強調した。

ミント氏は、これまでのフォルクスワーゲンEVが市場で十分に受け入れられなかった理由について、単なるマーケティングの問題ではなくデザイン自体の欠陥にあったと率直に認める。EVは大きなエンジンルームを必要としないため、ボンネットを短く、フロントガラスを大きく傾斜させたが、その結果、直射日光によって車内温度が急激に上昇し、冷房で過剰にバッテリーを消費する事態を招いたという。これは美的な要素を優先するあまり、実用性を犠牲にした典型例だと説明した。

今後フォルクスワーゲンは単なるデザイン刷新にとどまらず、ブランド・アイデンティティの再構築にも力を入れる。ミント氏は「ポルシェは最速、ランボルギーニは最も攻撃的、クプラは最もクールである。だからこそ、フォルクスワーゲンは最も好かれるブランドでなければならない」と述べ、約20年前に話題を呼んだ『Un-Pimp Your Ride』キャンペーンのように、消費者の共感を引き出す戦略を再び採用する考えを示した。

ブランディングでも変革が進む。EVモデルに付けていた「ID」シリーズの名称は段階的に廃止され、伝統的なモデル名が復活する見通しだ。第一弾となる「ID. Every1」については、すでに社内で新名称への移行が検討されており、今後のラインアップはより親しみやすいネーミングに変わることが期待されている。

フォルクスワーゲンが狙うのは単なるイメージ刷新ではなく、米国をはじめとする主要市場で落ち込んだ販売とブランド力の回復だ。ミント氏は往年のビートルの例を引き合いに出し、「ビートルは世界最速でも最も実用的な車でもなかったが、魅力的に見えたからこそ成功した」と語る。最近のID. Buzzも同様に注目を集めたが、価格競争力を欠き、期待に応えられなかったと振り返る。

今回の変革はフォルクスワーゲンの将来を左右する大転換と位置づけられており、最大の課題は実行力とともに消費者の支持を再び獲得できるかどうかにある。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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