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「世界トップが日本から中国へ」自動車販売25年ぶりの逆転、HV戦略が招いた代償とは

山田雅彦 アクセス  



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引用:BYD

中国が世界自動車販売首位に浮上——25年ぶりの歴史的逆転が示す市場構造の大転換

世界の自動車産業が歴史的な転換点を迎えた。長年不動のものとされてきた国別の販売順位が瓦解し、市場構造そのものが再編の荒波に揉まれている。電動化シフトという潮流の中で、勢力図の激変が明確な統計となって突きつけられた格好だ。

今回の地殻変動は、単なる順位の入れ替わりを超えた意味を持つ。約4半世紀にわたって続いた日本の独走態勢に終止符が打たれ、中国が世界首位の座を奪取するに至った。これは製造業の覇権が構造的に移行していることを示しており、技術競争は今や経済安全保障を巻き込んだ国家間の総力戦へと変質している。

2,700万台対2,500万台——25年ぶりの歴史的逆転

2025年の世界新車販売において、中国は約2,700万台を記録して頂点に立った。一方、日本は約2,500万台に留まり、2位に甘んじた。台数の差こそ僅差であるが、1位の席が入れ替わった衝撃は計り知れない。日本は2000年以来、25年にわたり世界トップを死守してきたが、その記録はついに途絶えた。

伸び率をみても、中国が前年比約10%増と勢いを増す一方、日本は微減。このコントラストは、新興勢力の躍進と成熟勢力の停滞を鮮明に映し出している。

EVとHV——次世代車戦略の乖離が招いた帰結

中日両国の明暗を分けたのは、次世代車戦略の純度である。

中国:垂直統合モデルで築いた価格競争力

中国はEVとPHEVにリソースを集中させ、全方位で市場を侵食した。特筆すべきは、バッテリーから車両までを手掛ける垂直統合モデルの構築により、他を寄せ付けない価格競争力を手にした点である。これが市場の裾野を劇的に広げる勝機を呼び込んだ。

日本:HV技術の優位と電動化スピードのジレンマ

対して日本は、世界最高水準のHV技術を核に据えた。実利と安定を重んじた戦略ではあるが、電動化という急流の中では、変革のスピードに差が生じる結果となった。

グローバル・サウスを呑み込む中国メーカーの拡張戦略

中国メーカーは東南アジアや南米といった新興市場(グローバル・サウス)への攻勢を強めている。BYDや吉利汽車などの台頭により、販売上位20社のうち中国企業が6社を占める規模へと膨らんだ。これは5社が並ぶ日本勢を数で上回る結果である。

吉利グループなどは2030年までに世界販売650万台を掲げ、その大半を海外市場で稼ぎ出すという壮大なロードマップを描いている。

保護主義の台頭と内需の変調——頂点に立った中国の課題

しかし、頂点に立った中国の前途も多難である。BYDの2026年2月の販売が前年比4割減を記録するなど、成長の踊り場に差し掛かっている。また、国内の不動産不況による消費マインドの冷え込みは、最大の内需市場に影を落としている。

追い打ちをかけるように、米欧による高関税の障壁も高まっている。これに対し中国勢は、メキシコ等への生産拠点移転による「迂回生産」を含めた回避策を模索している。

日本の巻き返しはあるか——国家間競争の新たな軸

自動車市場は今、国家間の競争軸で急速に再定義されている。EVで先行する中国に対し、日本が誇る品質と信頼のHV戦略がどう巻き返すのか。今後の競争は単なる販売台数の積み上げを超え、生産サプライチェーンの再構築やインフラ覇権までを見据えた高次元の戦いへと昇華していくことが予想される。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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