猛暑の中で開催された夜間ランニング大会…参加者28名が脱水症状で重傷に！熱中症予防の重要性と現場の対応

猛暑の中、夜間に行われたランニング大会で、多くの参加者が脱水症状となる事故が発生したと18日に聯合ニュースが伝えた。

メディアによると、17日の午後7時42分頃、韓国の京畿道河南市（キョンギ道ハンナム市）の渼沙里（ミサリ）競艇公園で開催された夜間ランニング大会で、参加者28名が脱水症状を起こす事故が発生し、30件以上の通報が寄せられたとされている。

負傷者の中で比較的症状が軽い者は、現場で応急処置を受けた。意識の低下などが見られた19名は重傷者として病院に移送され、治療を受けた。幸い、全員の命に別状はないと報告されている。

当時、この地域の気温は30.1度、湿度は69%、体感温度は31.3度と記録された。消防当局は多数の患者が出る恐れがあるとして、対応レベルを1段階上げた。現場には応急救護所が設置されるなどの対策が取られた。

今回の大会は午後7時からスタートし、10㎞のコースを走るもので、5000人以上が参加申し込みをしていた。しかし、メディアによると、競技は早期に中断されたという。

熱中症は、高温多湿な環境で体の熱調節機能が正常に働かなくなることで発生する深刻な健康問題だ。特に猛暑の中で屋外活動を続けると、体温が過度に上昇し、脱水症状や熱中症の症状を引き起こす可能性があり、重症の場合は命に危険を及ぼすこともある。

したがって、夏の猛暑の中での屋外活動や運動は慎重に行う必要がある。十分な水分摂取と適切な休息を心がけて、体温を管理することが重要だ。体感温度が高い状況では活動を控えるか、無理な運動を避けることが熱中症の予防につながる。厳しい暑さの中での活動は、計画的に調整してリスクを減らすことが求められる。