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ベネズエラ大統領選の野党候補がスペインに亡命…マドゥロ政権の弾圧に国外から戦い続ける

川田翔平 アクセス  

引用=AFP通信

先月7月、ベネズエラ大統領選に出馬した野党候補がニコラス・マドゥロ政権の捜査から逃れ、最終的にスペインに亡命した。野党はマドゥロ政権の不正選挙疑惑と弾圧を非難し、海外で戦いを続けると強調した。

8日(現地時間)、ベネズエラ最大野党であるベンテ・ベネズエラ(VV)のマリア・コリナ・マチャド党代表は、ソーシャルメディアX(旧Twitter)に投稿し、先月の大統領選挙のVV候補として出馬したエドムンド・ゴンサレス・ウルティアの亡命の知らせを伝えた。彼女は「ベネズエラ大統領当選者であるゴンサレスが国を離れ、スペインに滞在している」と述べた。マチャド氏はニコラス・マドゥロ・ベネズエラ大統領を非難し、「7月28日、我々の歴史的な勝利と共に、現政権は全ての市民に対して厳しい弾圧の波を引き起こした」と主張した。その後、ゴンサレス氏が「命の危険にさらされていた」と説明した。

マチャド氏は「2025年1月10日、大統領当選者であるゴンサレスがベネズエラの憲法上の大統領および総司令官として就任宣誓を行う」と予告した。続けて「ゴンサレスは我々移住民たちと共に外部で戦い続ける」とし、「私はここであなたたちと共に歩く」と述べた。

2013年、ベネズエラ左派陣営の代表として大統領に当選したマドゥロ氏は、2017年の反政府デモを武力で鎮圧した後、2018年に行われた大統領選挙で再選を果たした。当時、野党が中心となった国会は、マドゥロ氏が不正選挙を行ったとして、暫定大統領を自ら選出し、マドゥロ氏と対立してきた。

マドゥロ氏は先月28日に行われた大統領選に出馬し、3選に挑戦した。現地の選挙管理委員会は、大統領選終了6時間後に開票率80%の基準でマドゥロ氏の勝利を宣言したが、最終開票結果は公表されなかった。それと同時に、外国からのハッキング攻撃による被害があったと訴え、追加の情報も提供しなかった。

引用=ロイター通信

VVは先月1日、ホームページを通じて大統領選挙に使われた電子投票機3万26台のうち2万4576台の電子データを抽出し、ゴンサレス氏が67%の得票率で30%を記録したマドゥロ氏を破ったと主張した。その後、ベネズエラ検察はVVが不法的に得票率を公表したとして、ゴンサレス氏とマチャド氏に対する捜査を開始した。現地裁判所は検察の要請に基づき、今月2日ゴンサレス氏に対し権力奪取、政府転覆の陰謀、文書偽造などの容疑を適用した逮捕状を発付した。

ベネズエラ副大統領のデルシ・ロドリゲス氏は7日、声明を発表し、「首都カラカスのスペイン大使館で数日間自発的な難民として過ごしていた野党党員エドムンド・ゴンサレス・ウルティア氏が祖国を離れ、スペイン政府に対し政治的亡命を求めた」と述べた。

ロドリゲス副大統領はベネズエラが「祖国の平穏と平和のために」ゴンサレス氏の出国を許可したと語った。同日、ホセ・マヌエル・アルバレス・スペイン外務大臣もゴンサレス氏がスペインに到着したことを確認し、彼の政治的権利と身体の保護を約束した。欧州連合(EU)のホセプ・ボレル外交安全高等代表も同日声明を発表し、「ベネズエラ当局は野党と市民社会の構成員に対する弾圧と恣意的な逮捕を停止し、全ての政治犯を直ちに解放せよ」とし、「EUはベネズエラ国民の民主主義に対する熱望を引き続き支持する」と述べた。

8日、マチャド氏はX(旧Twitter)を通じて「2025年1月10日、大統領当選者であるゴンサレスがベネズエラの憲法上の大統領および総司令官として就任宣誓を行う」と述べ、マドゥロ政権に対しての戦いを続けると明らかにした。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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