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北朝鮮で金正恩の治国理念を称賛する講演会、参加者の反応が意外だった

川田翔平 アクセス  

来る10日の朝鮮労働党創建日を控え、北朝鮮で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を賛美する講演会が最近行われていると9日に伝えられた。

北朝鮮関連専門メディア「デイリーNK」は、身辺の安全のため匿名を要求した咸鏡南道(ハムギョンナムド)の情報筋を引用し、最近咸興市(ハムフンシ)のソンチョン江地区の研究室で区域の朝鮮社会主義女性同盟員を対象に党創建日記念講演会が行われたと報じた。

今回の講演会は中央党宣伝扇動部から配布された講演資料を基に進められ、講演資料は北朝鮮式社会主義制度の優越性と朝鮮労働党創建の歴史及び意義に関する記述から始まり、金正恩の治国理念である「人民大衆第一主義政治」を強調する内容が主となっていた。

しかし、このような講演資料を基に行われた講演会に参加した同盟員たちは冷ややかな反応を示したと情報筋は伝えた。主要記念日ごとに最高指導者の指導力を賛美する講演会を行うことに対して批判的な見方を示したという。

情報筋は「ある同盟員は『食べていくだけで大変なのに、無駄に呼び出される』と不満を漏らし、別の同盟員は『母党(党が人民の母である意味で使われる表現)』という表現に不満を抱き、『どの母親が子供たちの生活対策も考えずに崇めることだけを要求するのか』と非難した」と伝えた。

このような中、一部の同盟員は「いつの時代の先軍政治(金正日政権において用いられた公式イデオロギーで、すべてにおいて軍事を優先し朝鮮人民軍を社会主義建設の主力とみなす政治思想)をまだ話しているのか」「先軍政治が私たちを救ってくれたのか。むしろ苦難の行軍が来て死にかけたのではないのか」という激しい反応まで見せたという。

特に今回の講演資料には先代の指導者金正日による「先軍政治」と金正恩の「人民大衆第一主義政治」に関する言及が含まれていた。金正日と金正恩の時代の治国理念を同じ土俵に置き、全てを賛美したのである。特に今回の講演資料は人民大衆第一主義政治を賛美する内容に多くのページが割かれていたと情報筋は伝えた。

実際、北朝鮮は講演資料で金正恩の偉大な革命思想に基づき、「このような思想は資本主義と帝国主義を歴史的退物として規定し、これを永遠に埋葬する方法論を示しており、歴史の主体である人民大衆が世界の変化と勝利の主役となることができる方法も含まれている」と記述している。

また、「朝鮮労働党が母党として厳しい過程を乗り越え、今まで人民大衆のための党として生まれ変わることができたのは偉大な人民がいたからである」という内容も含まれている。

一方、情報筋は「中央党宣伝扇動部が配布した講演資料に基づいて行われる記念講演会は先月25日から道内の各機関や組織で順次行われており、講演会は党創建日まで続く」と伝えた。

写真=労働新聞のスクリーンショット

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

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