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インドとカナダの外交関係が緊迫な状況、シク教指導者殺害を巡る激しい対立とは?

川田翔平 アクセス  

引用:カナダのメラニー・ジョリー外務大臣/聯合ニュース

 14日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、シク教分離主義団体の指導者殺害事件を契機に、インドとカナダの外交対立が激化していると報じた。

カナダ政府は、カナダに駐在するインドの外交官および領事館職員など6名に対し、シク教分離主義者の指導者殺害事件の調査に関連して、同日追放通知を行った。これらの外交官は、標的となったシク教分離主義者に関する情報を収集していた疑いが持たれている。

カナダのメラニー・ジョリー外務大臣は、同日発表した声明で、シク教指導者ハーディフ・シン・ニザール殺害事件の容疑者としてカナダ警察が特定したサンジャイ・クマール・ヴェルマ大使など6名の外交官について、インド政府が求めた外交特権の放棄を拒否したため、これらの外交官が追放されたと説明した。

カナダの決定を受け、インドも自国に駐在するカナダ外交官を追放する形で即座に対応した。

海外メディアによると、インド政府は同日、自国に駐在中のカナダ外交官6名に対して追放通知を行った。また、スチュアート・ウィーラー駐インドカナダ大使職務代理を召喚したと明らかにした。

 インド政府は、カナダ外交官の安全保障を確保できないという理由から追放を決定したと説明した。

インドとカナダ両国間の外交対立は、昨年9月にカナダ首相のジャスティン・トルドー氏が、カナダで射殺されたシク教分離主義団体指導者の暗殺の背後にインド政府の工作員がいると述べたことが発端となった。カナダ政府はこの発言とともにインドの外交官1名を追放し、インドもトルドー首相の主張に反発して自国に駐在するカナダ外交官を追放した。また、インドは「カナダに駐在するインド外交官の安全が脅かされている」とし、カナダ人へのビザ発給を一時中断する決定を下し、カナダ外交官の追放などを行った。これにより、両国間の対立が続いている。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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