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金正恩が国防大学の60周年にサプライズ訪問!教員たちが感激した理由とは?

川田翔平 アクセス  

金正恩(キム・ジョンウン)総書記は7日、金正恩国防総合大学を訪れる前に、全教職員と学生に対して贈り物を配布したことが16日に明らかになった。

同大学は1963年に「国防総合大学」として設立され、2016年に金正恩の現地指導を受けて「金正恩国防総合大学」と正式に改名された。

北朝鮮専門メディアの「デイリーNK」によると、金正恩は創立60周年を迎えた国防大学を訪れる前日(6日)に、大学の教員や研究者、学生に対して液晶テレビや衣料品、食料品などが含まれた贈り物を渡したという。特に液晶テレビを贈られた国防大学の教員は熱烈な反応を示した。

情報筋によると、「国防大学であっても教員の生活費(月給)だけでは生活が難しく、最新式のテレビを購入するのは困難なため、今回贈られたテレビに感謝し涙を流す人が多かった」とのことだ。

北朝鮮当局は、20年前の2004年に国防大学創立40周年を迎えた際、中国製の19インチテレビを教員に贈ったことが知られている。そのため、一部の教員は今回、最新型のテレビに替えられることに喜びを示した。

さらに、10年前の2014年の創立50周年の贈り物には、テレビのような高価な電子機器は含まれていなかったため、期待以上の贈り物に感動する教員が多かったという。

国防大学には電子工学部、化学材料工学部、金属工学部などがあり、すべての学生が党の配慮により、学部ごとに2日~3日間平壌市内に外出できる特別休暇が与えられた。

制限された生活を送っていた学生たちは、今回の特別休暇で自由な時間が与えられたことに喜び、金正恩の贈り物政治が効果を発揮していると情報筋は語った。

金正恩は、戦略兵器を開発・研究する国防科学人材の忠誠心を高めるために、いわゆる「贈り物政治」の宣伝活動を行っていると見られている。

この日、金正恩は演説で「私たちは韓国を攻撃する意志は全くない。しかし問題は、時折私たちを挑発してくることだ。もし敵が我が国家に対して武力行使を試みるならば、共和国の武力はためらうことなく全ての攻撃に応じ、核兵器の使用も排除しない」と強調した。

専門家たちは、北朝鮮で核兵器をはじめとする戦略兵器を研究・開発する核心人材に対し、韓国への敵愾心と対敵観を植え付け、核開発の正当性を説こうとしている意図があると見ている。

写真=朝鮮中央通信

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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