メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「物価高」、「賃金停滞」、「移民問題」…バイデンからマクロンまで、先進国指導者が直面する「有権者の怒り」

太恵須三郷 アクセス  

引用 : AFP通信
引用 : AFP通信

ユン・ソンニョル大統領の弾劾訴追案が国会を通過する中、最近主要先進国の指導者たちが有権者の不満解消に失敗し、支持率が急落する傾向が見られる。

2024年は「選挙の年」と呼ばれ、多くの先進国で選挙が行われたが、有権者の指導者交代を求める声がこれまで以上に強まっているとの分析がある。

米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」は、「今年の世界の選挙から得られた教訓の一つは、先進国で有権者の不満が高まり、不人気な指導者を交代させる準備ができていることだ」とし、「これは執権の政治家たちの改革プログラムの実施をより困難にしている」と報じた。

WSJは、先進国の政治指導者に対する否定的な世論がこれほど高まったことはほとんどなかったと指摘している。実際、世論調査会社「モーニング・コンサルト」が3日に公開した「世界首脳支持率推移」によると、産業化を達成した25か国のうち、指導者に対する肯定的評価が否定的評価を上回っている国はスイス(56%)のみだったという。

ジョー・バイデン米大統領の支持率は37%、カナダ首相のジャスティン・トルドーは26%、ドイツ首相のオラフ・ショルツは19%、フランス大統領のも19%となっている。

一方、最も人気のある指導者3人は、インド首相のナレンドラ・モディ、アルゼンチン大統領のハビエル・ミレイ、メキシコ大統領のクラウディア・シェインバウムで、いずれも発展途上国の首脳だ。韓国のユン大統領の場合、支持率15%で25か国中最低水準となっている。なお、この調査は弾劾論争が起きる前に実施された。

先進国の有権者は、新型コロナウイルス、ウクライナ戦争、物価高騰、実質賃金の停滞、急増する移民など、数年にわたる累積された不確実性に怒りを感じているとの見方がある。先進国の指導者たちは経済成長の鈍化、高金利、債務増加などの制約を受けており、現状の問題解決に苦慮しているという。先進国では高齢化や経済成長の鈍化などの問題も積み重なっている。

特にヨーロッパでは、不人気な指導者たちが異質な政党で構成された連立政府の維持に苦心しているが、有意義な法案を通過させられず、有権者が求める問題解決に至っていない。実際にフランスでは最近、議会で政府不信任案が可決され、連立政府が崩壊し、マクロン大統領が新首相を任命した。ドイツ首相のショルツも連立政府の崩壊により、来年2月に早期総選挙を実施する可能性が高い。こうした政治的混乱はさらに深刻化するとの予測も多い。

新指導者たちのハネムーン期間も短くなっている。英国首相のキア・スターマーの場合、就任から5か月で支持率が30%まで急落した。国際民主主義・選挙支援研究所のシマ・シャは、「人々は生活の質に不満を抱いており、頼れる機関は弱体化している」とし、「自由民主主義にとって良い兆候ではない」と懸念を示した。

太恵須三郷
CP-2023-0094@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「世界が米国に反旗」関税戦争でトランプ孤立、ブラジルとEUが強硬姿勢を鮮明に
  • ロシア、実はウクライナを「援助」していた?凍結資産の利子2兆円、EUが送金し武器に転用…‟元本まで奪え”との強硬論も浮上
  • 「米国の逆鱗など歯牙にも掛けず」インド石油業界、ロシア産原油輸入を継続…代替原油あれど“駆け引きで負けぬ”姿勢鮮明
  • ドイツ、6カ月の「自発的」兵役を推進…充足できなければ“徴兵制復活”も ロシアの暴挙が欧州全体を追い詰める
  • トランプ氏「女性・中道・民主党」から総スカン!2期目政権で最低の支持率37%が現実を突きつける
  • 「116発を祈りを捧げていた子どもたちに乱射」…米ミネアポリス銃撃犯、“子どもを殺したい執着”とあらゆる人々への憎悪に満ちていた

こんな記事も読まれています

  • 【伝説】ローラT70 Mk.3 爆音V8が富士に甦る!デイトナ覇者が日本グランプリで刻んだ「栄光と挫折」の熱狂と狂気
  • 【EV戦略転換】フォード、ルイビル工場に20億ドル投資…「ユニバーサルEVファミリー」始動
  • 【新型カローラ】大胆レンダリング公開!鋭角フロントと未来的フォルムに注目
  • 【自動運転ショック】ステランティス、レベル3「オートドライブ」凍結か…高コストと需要不足が直撃
  • 「世界が米国に反旗」関税戦争でトランプ孤立、ブラジルとEUが強硬姿勢を鮮明に
  • 雲のような白い毛の山を吹き飛ばすと子犬、かわいすぎる光景にSNS大興奮
  • 彼氏の口に入れた拳が抜けず…SNS動画撮影中のカップルが救急外来行き
  • 【健康習慣】昼食後に襲ってくる眠気、脳科学が示す午後も集中力を保つためのシンプルな5つのステップ

こんな記事も読まれています

  • 【伝説】ローラT70 Mk.3 爆音V8が富士に甦る!デイトナ覇者が日本グランプリで刻んだ「栄光と挫折」の熱狂と狂気
  • 【EV戦略転換】フォード、ルイビル工場に20億ドル投資…「ユニバーサルEVファミリー」始動
  • 【新型カローラ】大胆レンダリング公開!鋭角フロントと未来的フォルムに注目
  • 【自動運転ショック】ステランティス、レベル3「オートドライブ」凍結か…高コストと需要不足が直撃
  • 「世界が米国に反旗」関税戦争でトランプ孤立、ブラジルとEUが強硬姿勢を鮮明に
  • 雲のような白い毛の山を吹き飛ばすと子犬、かわいすぎる光景にSNS大興奮
  • 彼氏の口に入れた拳が抜けず…SNS動画撮影中のカップルが救急外来行き
  • 【健康習慣】昼食後に襲ってくる眠気、脳科学が示す午後も集中力を保つためのシンプルな5つのステップ

おすすめニュース

  • 1
    「ご飯はどこ…?」空っぽのフードボウルを見つめ、今にも泣きそうな表情を浮かべた犬

    おもしろ 

  • 2
    「こうすればいいのかニャ?」棚の取り付けを手伝おうと二本足で立ちメジャーを押さえる健気な猫

    おもしろ 

  • 3
    フライドポテトは「最悪の食品」だった! 老化・糖尿病・心疾患を招く危険なメカニズムを専門医が警告

    ライフスタイル 

  • 4
    「ゾンビタバコ」沖縄から爆発的拡散!若者を廃人にする“第2のプロポフォール”、アジア全域を侵食中

    トレンド 

  • 5
    ぬいぐるみじゃない!見た瞬間に心を奪う“黒い鼻の羊”の衝撃ビジュアル

    フォトニュース 

話題

  • 1
    仲間外れのライオンに「救いの手」を差し伸べた犬…想像を超える絆が生まれた瞬間

    トレンド 

  • 2
    「交通相の暴走」時速225kmで激走動画をSNS公開し炎上…自首してなお“意図はなかった”と強弁

    トレンド 

  • 3
    アメリカが「巨大な壁」に囲まれる? トランプ政権以降、入国審査がかつてなく厳格化…SNSや写真・メッセージまで検査で波紋

    トレンド 

  • 4
    「みんな会いたいな」亡き友達の写真を見つめる犬ピンの姿にSNS反響、胸を締めつける映像が話題に

    トレンド 

  • 5
    【前兆症状】41歳でアルツハイマー診断 平均より30年早い発症と映画の記憶喪失

    ライフスタイル